木村拓哉が『古畑任三郎』候補に!SMAPすごすぎパロドラメモリー

日刊大衆

木村拓哉が『古畑任三郎』候補に!SMAPすごすぎパロドラメモリー

 田村正和(76)主演の人気ドラマシリーズ『古畑任三郎』(以下、すべてフジテレビ系)が、キャストを一新してリメイクされる計画が進んでいる、と6月10日付の『東スポWeb』が報じた。記事によると、同作の脚本を手掛けた三谷幸喜氏(58)はすでに了承。キャスト変更に際して、古畑役に、田村と遜色ない俳優を配置することが条件だという。

「『東スポWeb』では、古畑役として阿部寛(55)とオダギリジョー(44)の2人が最終候補に残っていると報じました。この記事をきっかけに、大人気シリーズの絶対的な主演だった田村からのキャスト変更とあって、ネット上では、古畑役に適任の役者が誰かの議論で、大いに盛り上がったんです」(WEB編集者)

 実際にSNSで挙がった候補を見てみると、香川照之(54)や堺雅人(46)、竹野内豊(49)、草刈正雄(67)、内野聖陽(51)ら演技力が高く、実績もある俳優たちの名前が出ていた。

「特に多くの人から熱望されたのが、元SMAP木村拓哉(47)です。数多くの名作に出演しており、存在感と演技力にも問題ないですし、木村が古畑任三郎の大役を担ってもおかしくはないでしょう。ただ、ネット上の意見を見ると、どうやら木村の俳優として実力ではない部分で、候補に挙げられたようなんです」(WEB編集者)

■コントがきっかけで候補入り

 木村の名前が出てきたのは、SMAP時代に出演していたバラエティ番組『SMAP×SMAP(スマスマ)』がキッカケだという。

「木村は『スマスマ』の中で、“古畑拓三郎(ふるはたけ・たくさぶろう)”というパロディコントをやっていました。番組初期の1996年に放送されていた、今でも人気のネタで、草なぎ剛(45)が部下の草泉慎太郎、そして犯人役を木村と草なぎ以外のSMAPメンバーや江口洋介(52)といったゲストが務めていました。コントではあったものの、木村が田村さながらのクセのある演技を見せ、時折ボケ台詞を挿入する程度で、笑いに寄り過ぎていなかったため、完成度が高かったんです」(テレビ誌記者)

 そして、1996年9月30日放送の『スマスマ』で、まさかのタッグが誕生した。

「この日は『スマスマ』のスペシャルだったのですが、なんと本家を手掛けた三谷氏が脚本を担当したコントが放送されたんです。この日はメンバー総出で出演。本家さながらの緊張感もありながら、笑いが適度に混じるハイレベルな回になりました。ラストに草なぎが自身の役の元ネタである、今泉慎太郎役の西村まさ彦(59)と、サプライズ対面するというオチが用意されていたのも、当時話題になりましたね。

 パロディコントであるものの、三谷氏が脚本を手掛けるなど、本腰を入れて作っていた。さらに木村の演技のクオリティが非常に高かったこともあって、古畑任三郎役の候補として名前が挙がったのでしょう」(前同)

■あの名作ドラマもパロディに

 『東スポWeb』の報道があった6月10日、特番『FNSドラマ 超アガる!名場面アワード』が放送された。

「木村の古畑パロディコントで盛り上がった後に、フジテレビの名作ドラマを振り返る番組があったせいか、『スマスマ』で放送されたドラマを元にしたコントを思い出す人が出てきたんです」(前出のWEB編集者)

 コントになってしまったドラマ、その一部を振り返ってみたい。1997年にテレビドラマが放送、その後映画も作られた『踊る大捜査線』。『スマスマ』では「踊れ大捜査線」としてコント化された。

織田裕二(52)演じる青島刑事を香取慎吾(43)、そして中居正広(47)が柳葉敏郎(59)が演じた室井慎次をそれぞれ務めました。香取は、大きな耳の小道具を付けてデフォルメ化、さらにダンスが得意という設定が追加されていました。中居も肌を茶色くして、眉毛を濃くしていました。こちらも古畑同様に、本家出演者の織田、真矢みき(56)らが出演。なんと、本家の台詞にならって青島幸男(故人)まで登場する豪華ぶりでした」(前出のテレビ誌記者)

 『スマスマ』のパロディのネタ元はメンバーたちにも及んでいたという。

「香取主演のドラマ『薔薇のない花屋』を“薔薇のない花屋”と改題して、正しい花を当てるゲームコーナーに。草なぎ主演のドラマ主演のドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』も“僕と彼女の生きる道”として、草なぎが演じた小柳徹朗を香取が演じました。さらに『Dr.コトー診療所』を“Dr.コロー診療所”という名前にし、稲垣吾郎(46)が的外れなことを言う医者に扮してコントを展開。いずれも本家の世界観を壊しかねない、めちゃくちゃなコントでした(笑)」(前同)

 オリジナルの出演者をコントに出させるとは、『スマスマ』も攻めていた。

とんねるずも冠番組『とんねるずのみなさんのおかげです』で、ドラマを元にしたコントは数多くやっていましたが、『スマスマ』のコントはアイドルがやっていた意外性も相まって多くの人の記憶に残っているようです。視聴者の中には本家の内容は忘れたけど、『スマスマ』のコントの内容だったら覚えている、という人もいました。エキセントリックなネタもありましたし、体を張るのも辞さなかったSMAPの尽力があったからこそ、クオリティの高いコントとして成立したのではないでしょうか」(ワイドショー関係者)

 SMAPが解散しても記憶に残るコント。再び、日の目を見る機会はあるのだろうか。

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