天才テリー伊藤対談「秋元才加」(3)2~5番手の位置で演じ続けたい! (2/2ページ)
秋元 もちろん主役をやらせていただける機会があればありがたいですけど、どちらかというと私は、2~5番手ぐらいの位置でずーっと息長く、演じ続けていきたいんです。でも、本当の実力がないと、そこのポジションにいられないんですよね。
テリー よくわからないんですけど、役者さんの「実力」ってどうやって見分けるものなの。だって、スポーツみたいに数値や記録で分けられないじゃないですか。
秋元 ああ、それは‥‥人によって違うと思うんですけど、私が考えるそれは、どんな役でも自分を損させずに、与えられた役割を理解して、それを具現化するお芝居ができることでしょうか。常に調和を考えてお芝居できているのかな、と毎回反省したりしています。
テリー 韓国ドラマの役者さん、うまいと思わない?
秋元 はい。ポン・ジュノ監督の「パラサイト半地下の家族」を見て、ソン・ガンホさんがすごいと思って。彼の出ている作品を遡って見ていったら、自分を抑える感じの、すごく好きなタイプのお芝居をされるんですよ。
テリー わかる、わかる。役者の仕事は年を取れば取るほど味が出て奥深いものだから、これから楽しみだよね。
秋元 そうですね。そのためにも、ふだんからちゃんと人を見て生活しなきゃダメだな、と思っています。
テリー そのためにも、これからもいい恋愛をしていかなくちゃな。
秋元 そうですね。