天才テリー伊藤対談「金村義明」(2)逆境の中で甲子園優勝をもぎ取った (2/2ページ)
テリー 聞けば聞くほど、すごい話だな。よくそんな状況で頑張れましたね。
金村 だから3年の時は、監督に「使えない3年生より、実力のある2年生を使ってくれ!」と進言しましたから。もう最後でしたから、こっちも必死ですし。
テリー それで荒木大輔の早稲田実業や、工藤公康の名古屋電気を破ったんだから、大快挙ですよね。当時、そこまでの結果を残せると思っていました?
金村 いえいえ、そんな。春のリベンジで1回戦だけ勝てればいいと思っていたんですけどね。
テリー 優勝して、環境の変化はありましたか。
金村 親戚が急に10倍ぐらいに増えました(笑)。
テリー フフフ、当然スカウトもガンガン来るんでしょう。
金村 一応、12球団来ましたね。いちいちマスコミを引き連れて、挨拶に来るんですけれど、僕はそれよりも前に阪急を逆指名しましたからね。
テリー でも、結局は近鉄への入団を決意される。ちなみに、契約金はいくらだったんですか。
金村 5500万だったと思います。
テリー それって今だと、いくらくらいなんだろう。
金村 1億円ぐらいじゃないですか。
テリー なら、相当期待されていたんじゃないですか。
金村 いやいや、1位のくじを引いた瞬間に球団社長が「釣った魚に餌はやらん」とハッキリ言いましたからね。それからは口もきいてくれませんでした。