手越祐也の会見、「自分勝手で世間知らず」「自由で羨ましい」意見が二分したワケ (2/2ページ)
日頃から「この場合はこうするべきである」「この立場の人間はこうであるべきだ」といった常識やルールを重んじ、少なからず現実主義的で、自分がやりたいことだけでは人生、生きていけないものだと強く確信している場合も多いだろう。
また、何事も白黒はっきりさせたい人にとっては、冗長で釈然としない内容もあった手越の会見をもどかしく感じ、不満に思えたようだ。
逆に、肯定的な意見を考察しよう。NEWSのメンバーやジャニーズ事務所との間に「トラブルは一切なかった」「感謝しかない」という手越の説明に、「不満がないわけないのに、感謝の言葉ばかりで、一切他者を非難しない」と人の良さを評価するものや、「不器用で嘘がつけない」というスタイルに対して「手越らしくていい」とする意見もあった。
また、過去の言い訳をするのではなく未来への展望を語ったことや、終始明るい口調で話す姿に対しては「メンタルが強い」という意見も見られ、「うらやましい」という感情を持つ人も少なくなかったようだ。このように、本来なら萎縮してしまいそうな状況の中で、手越の堂々とした態度や浮世離れした自由奔放さを「うらやましい」と表現した人は、現状に何か抑圧された状態にあるか、または大胆な行動ができない気質である可能性が高いだろう。
確かに、ストレスの多い現代社会を生き抜くためにメンタルの強さは重要な要素ではあるが、人間として生きていくためには、世間を知る社会性もまた重要な要素でもある。特に、人々の注目を集め、影響力の強い芸能人の行動にはより慎重さが求められることも多い。コロナ禍の緊張感の中での発言はとりわけ人々の反感を買うこととなり、手越の会見の印象が二分されてしまったのだろう。
いずれにしても、手越は新たな人生のステージに立つことになる。様々な意見から何を学び、どう活かしていくのかがその後の人気にも影響するのではないだろうか。
文:心理カウンセラー 吉田明日香