霜降り・せいやだけじゃない!「狙われた第7世代」大人気ゆえの受難
6月18日付の『文春オンライン』で、お笑いコンビ・霜降り明星のせいや(27)による一般女性へのセクハラ疑惑が報じられた。
記事によると、インスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)を通じて知り合った一般女性とウェブ会議サービス「Zoom」を使ったオンライン飲み会を開催したせいやは、突然自身の下半身を見せつけ、「お互いに見せんねん。しよう」と、20分にわたって1人で行為を続け、「脱いで」「おかきをエロく食べてや」などの下ネタを連発したという。
霜降り明星といえばお笑い第7世代のトップを走る超人気コンビ。せいやは『テセウスの船』(TBS系)、相方の粗品(27)は『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)といった人気連続ドラマに出演するなど、第7世代の中でも特に知名度が高く幅広い世代から人気を集めている。それだけに、せいやのセクハラ報道には大きな衝撃が走った。
しかし、せいやは『文春オンライン』の直撃取材に対して「えっ、ちょっと待ってください。これ、ほんま、ハメられました。ほんまに言い分あって、女性もしてました。ハニートラップです」とZoom飲み会でのセクハラ行為を否定。
「せいやは女性から誘われて行為に至ったと主張していて、報道でセクハラと言われている内容についても、”自粛の一個の形“としてせいやと女性が同意した上で行ったことであったと説明しています。2人の主張は根本から食い違っているんです。
せいやはこれだけ強く否定しましたが、記事は出てしまいましたね。当然、『文春オンライン』にも自信があったということでしょう」(芸能記者)
■週刊誌に狙われる第7世代
お笑いコンビ・ミキの昴生(34)は6月14日、所属事務所の公式サイトで結腸炎のために入院することを発表。予定していた公演の出演も取りやめとなった。
その後22日、自身のツイッターで「無事退院しまして、今日から仕事復帰させていただきます!! ご心配、ご迷惑をおかけしました皆様、すいませんでした。早く漫才したいけど、それより早く唐揚げ食べたい!! 亜生ちゃん、お待たせ!!」と、相方で弟の亜生(31)の名前を出して退院と同日からの仕事復帰を報告。多くのファンを安心させた。
ミキでは亜生も、週刊誌で女性との同棲をスクープされたことは記憶に新しい。
ミキが活動の場を大阪から東京へと移した2019年4月、『NEWSポストセブン』で大阪時代から交際している一般人の彼女と一緒に「東京でセレブ暮らしを始めた」と報道されたのだ。
「亜生の引っ越し先は、芸能人が多く住む都心の人気エリアにある高級マンション。記事の中では、マンションの家賃は25万円超え、同時に高級外車・ボルボを購入、一般人の彼女にいい格好をするためにセレブ暮らしにこだわった、といった情報が書かれていました。
上京してくる芸人であることを考えるとかなりの勝負に出たな、という印象がありましたが、その後、亜生は出演番組で“25万円は違います、ウソです”と家賃に関しては否定。ボルボの購入については、”買ったは買ったんですけど、去年の8月なんです”と購入と上京は同じタイミングではないことを説明しています」(前出の芸能記者)
■亜生にはガンバレルーヤ・よしことのデート報道も
2018年11月には『FRIDAY』(講談社)が、亜生とガンバレルーヤのよしこ(29)の“手つなぎデート”を報じた。
「本人は完全否定しましたが、亜生だからこそこういった些細なことでも記事になってしまうんです」(同)
ミキ、霜降り明星と続いた報道が続いた理由としては、彼らお笑い第7世代が、週刊誌に狙われているからだという。
制作会社関係者は話す。
「第7世代が出演する番組は好調のものが多く、毎週木曜19時に放送されている『THE突破ファイル』(日本テレビ系)は、EXITがレギュラー出演し、ハナコ、四千頭身、ぺこぱといった第7世代も準レギュラーとして出演中の人気番組です。『VS嵐』(フジテレビ系)と同時間帯に放送されているにもかかわらず、番組の世帯視聴率は10%を超えることも少なくないんです」
■嵐を超える!? 第7世代
2019年1月27日に、2020年をもって活動を休止することを発表した嵐。休止発表直後の1月31日に放送された『VS嵐』は平均視聴率13.3%を記録し、約4年ぶりに13%を超えた。また、2月2日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)も14.9%と前週から3.3ポイントの上昇を見せ、ここでも高視聴率を記録。この時期のテレビは嵐の“活動休止バブル“一色だった。
「しかし、現在の若者を対象とした個人視聴率では、『突破ファイル』が『VS嵐』を完全に上回っています。特に10~20代の中ではEXITをはじめとした第7世代を見たくて木曜19時は日本テレビにチャンネルを合わせるという視聴者も少なくない。
嵐の活動休止バブルが落ち着きを見せたという背景があるとしても、若手の第7世代がここまで数字を持っているとは、予想以上でしたね。若者層を狙うすべてのバラエティ番組は、彼らに出て欲しいと思っているのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)
5月25日発売のファッション誌『smart』(宝島社)では、EXITがお笑い芸人としてはオリエンタルラジオ以来、14年ぶりに単独で表紙を飾っている。
「EXITのように、第7世代にはアイドル的な人気を博している芸人も多く、ジャニーズタレントばりの人気とさえ言えます。宮下草薙、かが屋、納言といった第7世代も、どんどん番組出演数を増やしています。
ゆるい笑いが魅力の宮下草薙の草薙航基(28)はメルカリのCMにも出演中で、すでにお茶の間で馴染みの存在になっていますよね。今や、番組作りでは第7世代の名前が出ないことはありません」(前同)
■第7世代のスキャンダルを喜ぶ人物
第7世代が週刊誌に狙われているのも、その人気ゆえだという。
「テレビに出せば数字が取れる第7世代だけに、彼らのスキャンダルは、週刊誌の売り上げにもかなり影響する。特に、今や雑誌記事はネットニュースにもありますから、そこでのPVが違うのでしょう。今回、せいやの件が記事になったのも、こうした理由からではないでしょうか。
報道後、せいやは『おはスタ』(テレビ東京系)への出演を見合わせています。また、コンビで不定期出演しているEテレの『天才てれびくんhello,』も、関係者が“今後については検討中。現時点の出演予定はありません”と説明したため、降板となってしまうのかもしれませんね。
ただ、こうした状況を喜ぶ人も少なからずいる。第7世代に入りそびれた芸人や、その上の先輩芸人たちですね。第7世代にスキャンダル報道が続けば、“番組の出演枠が空く! 牙域が崩れた“と、と色めき立っているといいます」(同)
はたして、快進撃は止まってしまうのか。お笑い第7世代芸人たちは、意外な形で正念場を迎えつつあるーー。