最近の人はこのニオイを嗅いだことがあるだろうか?時代とともに消えゆく9のニオイ (1/4ページ)

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最近の人はこのニオイを嗅いだことがあるだろうか?時代とともに消えゆく9のニオイ
最近の人はこのニオイを嗅いだことがあるだろうか?時代とともに消えゆく9のニオイ


 ニオイほど古い記憶を呼び覚ますものはない。おじいちゃんが吸っていたタバコのニオイ、小学校時代のクレヨンのニオイ、昭和の子どもたちだったら紙石鹸のニオイなんかも懐かしいだろう。

 近年、技術進歩や安全規制に伴い、消えつつあるニオイがある。ここに出てくるいくつかのニオイも、最近の人は嗅いだことすらないかもしれない。逆にこのニオイを覚えている人は懐かしさで当時の光景が思い浮かぶかもしれない。


・1.ガリ版印刷機
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 コピー機の普及に伴い、いつのまにか姿を消していったガリ版印刷機。日本でも1970年代まで使用されていた。学校の教室で先生が印刷したてのプリント用紙を生徒に配るたびに、独特の香りがしたそうだ。当時のちびっこたちに言わせると、思わず鼻に用紙を近づけて、その香りを思い切り吸い込みたくなるニオイだったという。これはメタノールとイソプロパノールが混じり合ったインクによるニオイだそうだ。


・2.枯葉の燃えるニオイ
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 秋が深まり、近づいた冬の気配を感じるニオイは、ひんやりした空気の中にたちこめる燃える枯葉のニオイだろう。10月の声を聞くと、風が冷たくなり、地面に薄く霜がはるようになるが、そんな中、積み上げた落ち葉から立ちのぼる煙は、温かく気持ちが安らぐニオイがする。

 日本ではまだ、たき火をして焼き芋を焼いている地域もあるだろう。だがアメリカでは、1980年代から、各自治体は環境汚染への懸念から、戸外で火を燃やすことを禁じる法案を制定し始めた。今では、住人たちは落ち葉はかき集めてゴミ袋に入れるか、腐葉土として利用することを奨励されているという。
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