「受信料裁判」でNHKを敗訴に追い込んだのは3000円の中古テレビだった! (2/2ページ)

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一方でNHKの受信料はこの10年で1割伸びて「肥大化」、ネット配信では「民業圧迫」、予算の決定権を握られた政治への「権力擦り寄り」など、いくら批判されても改める気配は見られない。ところが、5年連続で増え続けて7000億円超にも達する受信料収入に一穴が開いたのだから、NHKにしてみれば「これは大変!」というわけだ。

 そもそもが1950年に制定された放送法が、もちろん時代の移り変わりの中で改正を重ねてはきたが、大きく見直される必要があるだろう。テレビ局が限られた電波を放送免許という形で独占し、視聴者がそれを黙って視聴するという、従来のブロードキャストはもはや時代遅れと言っていいだろう。

 ネットフリックスが劇場公開を前提としない映画を独自制作したり、Huluが大型ドラマを制作しているように、映像コンテンツの視聴は多様化しているからだ。

「数年前には大手メーカーからAndroid TV機能を採用したテレビが発売されて、『NHKが映らないテレビ』として話題になりました。チューナーが搭載されていないので正確に言えばモニターですが、アプリをインストールすれば例えばTverで民放の番組を見ることが可能です」(前出・ジャーナリスト)

 だがAndroid TVを採用したモデルは値段もかなり高い。また、似たようなスマート・テレビというものもあって、こちらもメーカー各社が発売している。

 このようにしてメディアと機器も多様化してテレビの概念はだいぶ様変わりしているのが現状だ。だからこそ、今回の判決が下された意味はさらに大きい。

(猫間滋)

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