天才テリー伊藤対談「佐藤蛾次郎」(4)家族にバレバレってすごいね (2/2ページ)
テリー え、どういうことですか。
佐藤 生きている間は女を作ってもいいけど、亡くなってからはかみさんに失礼じゃない。今は3階建ての家に1人で住んでいて、部屋もいっぱい空いてるから、たまに銀座の女の子が「部屋を貸して」と言ってくるけど、「家にはママがいるからダメ!」って貸さないんです。
テリー へ~、偉いなァ。僕だったら、奥さんが亡くなったら「やった!」ってさっそく女性に連絡するだろうな。もしかして、そういうところが、渥美さんにかわいがられた理由なのかもしれませんね。
佐藤 どうかな。でも、かみさん大好きだから。いまだに愛しているもん。
テリー もうすぐ「男はつらいよ お帰り寅さん」のDVDとブルーレイが発売になりますね。僕もシリーズのDVDは全部そろえているので楽しみにしているんですが、蛾次郎さんは家で見直すことはあるんですか。
佐藤 見ないですよ、見たら悲しくなるだけだから。俺の店でも、お客さんが気を遣ってくれるのか、カラオケで「男はつらいよ」を歌おうとするんだけど、止めるものね。嫌だもん。やっと最近慣れてはきたけれど‥‥。
テリー じゃあ久々の出演になった「お帰り寅さん」も‥‥。
佐藤 うん、映画館で見てもう泣けちゃった。
テリー 寅さんの話は、これが最後になるんですか。
佐藤 そうだろうね。寅さんをやれる人、誰もいないんだから。
テリー じゃあ最後に、蛾次郎さんはこれからの人生をどう楽しみますか。
佐藤 いや、普通にこのままでいいんじゃないの。店は息子に任せているし、女はもういいけれど、まぁ、できたらできたで、その時は、ね。フフフ。
◆テリーからひと言
初めてお会いしたんだけど、すごくまっすぐな人でビックリした。蛾次郎さんみたいになりたい、という人生の目標ができました。