「彼女、局内で挨拶しても声を出して返してくれないんです。喉を気遣っているのかもしれませんが、それでも挨拶くらいは、ねえ……」

　と語るのは、テレビ朝日関係者。“苦情”の相手は、今をときめくテレ朝のエース・弘中綾香アナ（２９）だ。

　弘中アナは、２０１３年４月にテレビ朝日に入社し、その半年後には音楽番組『ミュージックステーション』のサブＭＣに起用され、５年間担当。その後、『激レアさんを連れてきた。』、『かみひとえ』（いずれもテレビ朝日系）などの人気番組に出演し、知名度を高めた。

　そしてついに、２０１９年１２月に発表された『ＯＲＩＣＯＮ ＮＥＷＳ』の「好きなアナウンサーランキング」では、同局初の１位を獲得。まさにテレビ朝日の看板女子アナであるが、挨拶を返さないとは、どういうことか？

「挨拶を返さないということではないんですが、声は出してくれないですよね。

　弘中アナは、“好きなアナウンサーランキング”で１位になったこともあって、自身の人気を自覚しているといいます。弘中アナといえば、『激レアさんを連れてきた。』で、共演のオードリー・若林正恭さん（４１）に対して、“どの口がおっしゃってるんですか？”と発言するなど、毒舌が武器でした。しかし、人気に響くと考えたのか、毒舌封印をしている、との声も聞こえてきます。以前から、したたかで計算高いとの評判でもっぱらでしたが、挨拶をする人間も選別しているのかもしれませんね。“天狗になっている。調子に乗っている”なんて声も局内でありますね……。

　以前、関西のバラエティ番組で品川祐さん（４８）が、ダウンタウンの浜田雅功さん（５７）から挨拶に関して、“今グッと来てるときに、挨拶せえへんかったら、お前が昔からそうやったとしても、調子に乗ってるって言われるんや。だからお前、そういうことしたらアカン”と注意されたエピソードを明かしていました。当時、先輩にも挨拶をしていなかったという品川さんは、この言葉に感動して号泣したそうです。弘中アナにも、この言葉を教えてあげたいですよ」（前同）

■カトパンは誰にでも会釈!?

　弘中アナと同じく『好きなアナウンサーランキング』でトップを獲得した経験のある、元フジテレビアナウンサーの加藤綾子（３５）。

　かつて『森田一義アワー 笑っていいとも！』や『めざましテレビ』など、同局の看板番組に出演。現在でも『ホンマでっか！？ＴＶ』（フジテレビ系）での進行役を務める加藤は、弘中アナとは対照的に“挨拶のしすぎ”だという。

「加藤さんは、めちゃくちゃ感じが良いです。というのも、局の上役の方はもちろん、ＡＤのような若手にも会釈してくれるんです。分け隔てなく挨拶をしてくれるので、みんな加藤さんのことは好きですね。ただ、加藤さんと関わりのないスタッフにも、無条件で会釈してしまうそうです。だから、一部からは、“誰だかわかっていなのに、適当に挨拶してる”との冷ややかな声も聞こえますが、単純に愛想が良いだけで、本人は何も思っていないでしょう。ただ、加藤さんに挨拶された人は、みんな嬉しいし、つい好きになってしまうといいますね」（フジテレビで仕事をする放送作家）

『好きなアナウンサーランキング』で５連覇、２０１７年に“殿堂入り”を果たした、日本テレビの水卜麻美アナウンサー（３３）の場合はどうだろうか。

『ヒルナンデス！』の出演で知名度を高め、『スッキリ』や『幸せ！ボンビーガール』、『有吉ゼミ』といった同局の人気番組に引っ張りだこの水卜アナだが――。

「水卜アナは、カメラが回っていないところでも、テレビで見たままの明るくて温かい人ですね。挨拶も、人気女子アナとなった今でも、すごくしっかりしてますよ。ただ、さすがに知らない人への挨拶はそんなにしないようですが」（制作会社関係者）

■プライベート流出を警戒する水卜アナ

　前出の制作会社関係者は続ける。

「スタッフとの雑談にも抵抗がないようで、水卜アナの周囲には笑い声が絶えないといいます。ただ、人気女子アナとしての自覚はしっかり持っているようで、特に自身のプライバシーに関しては相当気をつけているようです。不注意な発言で、自宅などのプライベートが特定されないように、自身について話すときはものすごく気を遣っているとの話を聞きます。

　人気者だからといって天狗にはならず、かといってゆるすぎる訳でもない。ちょっと抜けているように見えて、しっかりしている、相当頭の良い人だと思いますね」

　各局の人気アナウンサーの挨拶事情。人間関係の基礎の基礎にこそ、本性が表れるのかもしれない。