嵐・大野の個展がきっかけ、ジャニーズ初のベストセラー作家は苦労人 (2/2ページ)
その11年、「成亮」から現在の「シゲアキ」に改名。処女小説「ピンクとグレー」の執筆にとりかかり、翌12年に上梓すると、現役ジャニーズが芸能界の暗部も描いた衝撃作とあって、またたく間にベストセラーとなった。のちに漫画化、映画化され、小説家ジャニーズとして出版業界に旋風を巻き起こした。以降もコンスタントに作品を手掛け、今年3月には初のエッセイ「できることならスティードで」を出版。6月には、短編小説集「傘をもたない蟻たちは」内の「染色」が初舞台化される予定だったが、コロナ禍で全公演中止となった。
文筆家としての目覚ましい活躍は当然、加藤の才能だ。しかし、その背中を押したのは大野という異才クリエイター。加藤の所属するNEWSは6月19日に手越がジャニーズ事務所を退所・グループ脱退し3人に、大野の所属する嵐は2020年末に活動休止することを発表している。お互いに岐路に立つ二人だが、いつか才能をぶつけ合い、合作を世に届けてほしいものである。
(伊藤由華)