『水曜日のダウンタウン』が暴く!?センスは本物?芸人SNSの真贋
７月１５日、『水曜日のダウンタウン』（ＴＢＳ系）では、およそ２か月半ぶりとなった完全新作『芸人が今までで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説 第４弾』と『ＳＮＳ上のリレー、最後うやむやになる説』が検証された。特に品川庄司の庄司智春（４４）が提唱した『ＳＮＳ～』は、大いに世間を騒がせたという。
「コロナの自粛期間中、ＳＮＳで何かネタを見せて別の人につなぐ○○リレー、○○つなぎがブームとなりましたよね。この流れを生んだのが、実は３月２７日に『ギャグリレー』を投稿した庄司だったんです。しかし、いつしかブームは自然消滅。いったいどこでリレーが止まっていたのか、番組が調査したんです」（制作会社関係者）
調査の結果、大物では東野幸治（５２）が『ごっつええ感じ』出演時の「放課後電磁波クラブのＳ極くん」を披露したり、芸人以外では俳優の菅田将暉（２７）も参戦したりと、一時期は盛り上がっていたものの、次第に１ケタのリツイートしかされないような無名芸人ばかりになってしまい、最終的に開始から５８日目の５月２３日に、リレー１２６人目のムラムラタムラ（２８）が、お見送り芸人しんいち（３５）にバトンパスするも、「おい！ まじ、やめろ！ 名前出すな！」と拒絶し、そこでリレーが止まってしまったことが判明した。
「『水ダウ』スタッフが６月１１日にしんいちを呼び出したところ、“本当に面倒くさい”“吉本内でやったたらいいのに、他事務所とかまで回ってきてめっちゃ迷惑”と本音を語った後、発起人である庄司にバトンを回して、“このギャグリレー終わらせます”で締めるべき、と提案したことで、ギャグリレーを完結させることに成功したんです」（前同）
今回のように、ＳＮＳを利用した企画に定評のある水ダウ。次回放送される内容も、ＳＮＳに関連したもので、しかも、世間で話題になったニュースの舞台裏だということで、すでにネット上では大いに盛り上がっている。
■次週も『ＳＮＳ』企画！
「予告では安田大サーカス・クロちゃん（４３）、フワちゃん（２６）、ジョイマンの高木晋哉（３９）、加藤紗里（３０）、さらば青春の光・森田哲矢（３８）らが『ＳＮＳ投稿をバズらせて、ネットニュースに載るまで帰れない』に挑戦しているんです。５人が７月５日に投稿していた写真は、実は『水ダウ』の企画だったんですよ」（ＷＥＢ編集者）
クロちゃんは５日に「パジャマでおじゃまだしん！ パジャマのリナ（橋本梨菜）ちゃんも可愛いしんねー♪ こないだのお礼に来たしんよー！」という投稿をしていたが、当初のツイートでは“こないだのお礼～”の部分がなかったことや、橋本は撮影に気づいていないような不自然な構図だったために、ファンから冗談交じりに「盗撮」や「合成写真」といつものようにバッシングされていた。
「しかし、今回の予告で、実際はクロちゃんが橋本にポーズをお願いして撮らせてもらっていたことが判明しました。
ちなみに、クロちゃんは毎朝ツイートしているのに、７月１５日は何も投稿がなかったことから、“説の検証”という声や、純粋に“何かあったのでは”と心配する声もありましたね」（前同）
■フワちゃんのネットニュースも実は…
フワちゃんの場合、都庁前で躍動感あふれるジャンプをし、バックには選挙を促す横断幕が写った写真を添えて「国民の義務、ブチかましまくり イケてるギャルは、一旦全員選挙行ってピース！！」と、同日に行われた東京都知事選をＰＲするような投稿をしていた。これは実際に４万リツイートと２８．４万いいねを記録し、同日に『ガジェット通信』などに取り上げられている。これも水ダウの企画だったのだ。
「ＳＮＳで写真を使いこなして、日々投稿しているクロちゃんやフワちゃんはともかく、ほかのメンバーは７月５日の投稿はいま見返すと、意図的に“話題にしよう”といつもより工夫を凝らしていることがどことなく分かる内容となっていました」（ＳＮＳ研究家）
たとえばさらばの森田。めったに自撮り写真を投稿していないのに、５日には「２０歳の時から１日２箱ぐらい吸ってきたタバコですが、禁煙することに決めました。これ人生で最後の一本です」と写真付きで突然の禁煙宣言をしたり、五反田ＰＲ大使としてごみ掃除をした姿を投稿している。写真なしでは「中古国産車１台分の借金があります」とカミングアウトし、やはり話題になるのを狙っているようだった。
■急に数字を押し出してきた２人
「ジョイマン高木は“５０００いいね到達したら、このリリックを自分の中で禁止します。１万いいね到達でもう一つ別のリリックを禁止したいと思います”と、これまでの投稿にはなかった“数字”を露骨に出し、加藤もインスタで“マネージャーに言われたから”と、“全身コーデ初公開！”“計算したら今日のコーデは１３８０万円でしたｗｗｗ”と、ＧＵＣＣＩやヴィトンのハッシュタグも添えて投稿していたり、これまでと比べて、異質でした。その裏に水ダウがあったんですね……」（前出のＳＮＳ研究家）
１９年２月８日に、タレントの桑野信義（６３）が突如ツイッターを開設（現在は閉鎖）した際には、映画『アクアマン』のパロディで、ポスター風写真の『ア・クワマン』を投稿したり、“はしの持ち方が変”“バッグをひったくられる”という、自身を自虐したネタを披露したり、ツイッター初心者とは思えない使いこなしかたから、「実は誰かブレーンがいるのでは」「何か番組の企画なのでは」と話題になったこともある。
桑野については、同年２月１２日の『Ｊ―ＣＡＳＴニュース』でマネジャーが、
「桑野さん本人がやっている」「偽物疑惑も含めたフォロワーの反応を見て、桑野さんはニヤニヤしている」
と明かしていたが、同時に「水曜日のダウンタウンっぽいですよね（笑）」とも答えていた。
芸人のツイッターが急に面白くなったら、それは『水ダウ』が関与しているサインかも!?
