関ジャニ∞がさまざまなアーティストをゲストに迎え、ジャムセッションやトークを繰り広げるテレビ朝日系の音楽バラエティ番組『関ジャム　完全燃ＳＨＯＷ』（テレビ朝日系）。

　同番組の７月２９日２０時から放送のゴールデン２時間スペシャルに嵐の松本潤（３６）が出演することが明らかになった。

　番組では「嵐・松本潤を通して見るジャニーズのライブ演出」と題して、嵐のライブの演出を手掛けてきた松本にロングインタビューを敢行。関ジャニのライブ演出を担当する大倉忠義（３５）による分析も混じえながら、ジャニーズのライブ演出の秘密に迫るという。

「松本は嵐のコンサートの演出や構成を担当しており、リハーサルでは自分の代役を立てて全体から細部まで確認して、コンサート全体を取り仕切っています。嵐が日本で初めて取り入れたライブ演出“ムービングステージ”を生み出したのも松本です。そんな松本の演出やプロデュースに迫るというのは大変興味深いですよね。

　しかも、それを松本が関ジャニの冠番組で明かすというのは意味深いものを感じます。というのもジャニーズ事務所は嵐の活動休止後、しばらくは関ジャニを“ポスト嵐”としてプッシュすることに決めたとささやかれているんです」（芸能プロ関係者）

■キンプリでは足りない

　国民的グループ・嵐の活動休止まで５か月を切った。

「活動休止後を見据え、ジャニーズ事務所は“ポスト嵐”の育成や売り込みに注力しています。ポスト嵐の最有力候補には、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ（キンプリ）などの名前が挙がっています。

　ただ、彼らはまだデビュー２年目。メンバーの平野紫耀（２３）とＳｅｘｙ Ｚｏｎｅの中島健人（２６）が主演を務めるドラマ『未満警察　ミッドナイトランナー』（日本テレビ系）も視聴率が振るわず、“キンプリではまだ嵐の後継者として物足りない”という評価になっているといいます。

　そのため、キンプリが成長するまでは、ファンクラブ会員数は嵐の２９８万人に次ぐ７０万人を誇り、コンサートの動員数も多い関ジャニをポスト嵐としてプッシュしていく方針になったそうです。藤島ジュリー景子社長をはじめとするジャニーズ事務所幹部も関ジャニに期待しており、、関ジャニメンバーも現在の状況に相当やる気を見せているようですよ」（前出の芸能プロ関係者）

■ビッグな仕事ラッシュ！

　６月３０日にはメンバー全員で『関ジャニ∞のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）が放送され、４月からは新番組『関ジャニ∞クロニクルＦ』（フジテレビ系）もスタート。

　新型コロナウイルスの影響で１年程度の延期が決まったものの、村上信五（３８）はフジテレビの東京五輪のＭＣを務めることが明らかになっている。

　また、大倉と横山裕（３９）は、２０１８年からなにわ男子やＡぇ！ｇｒｏｕｐをはじめとする関西ジャニーズＪｒ.のコンサートのプロデュースを担当している。

「各メンバーのドラマ出演も続々控えているといいます。２０１８年末に渋谷すばる（３８）、２０１９年９月末に錦戸亮（３５）がグループを脱退し、ジャニーズ事務所を退所したものの、今、関ジャニはグループとして脂が乗り切っている状態と言ってもいいのではないでしょうか。だからこそ松本も、嵐活動休止後を“関ジャニに託す”という思いで、そして自身の演出についても伝えておこうという思いもあり、『関ジャム』に出演することを決めた可能性もありますよね。

　番組では関ジャニのライブ演出を担当する大倉が、松本の演出を分析する場面もあるといいます。もしかしたらカメラの回っていないところで松本から大倉に演出面でアドバイスなんかもあったかもしれないですね」（前同）

　ジャニー喜多川氏が確立したジャニーイズムは、嵐を経て関ジャニ∞へ継承されていくことになりそうだ――。