マツコ、千鳥、第7世代だけ!?テレ朝深夜「全白紙」で芸能人絶滅危機!
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新型コロナウイルスの影響で、4月から始まる予定だった新番組や連続ドラマのスタートが6月や7月に延期となるなど、ゴタゴタが収まらないうちに、テレビ業界では秋の改編期を迎えることになる。
テレビ朝日で仕事をする放送作家は話す。
「特にテレビ朝日では平日の深夜帯、0時15分からの枠で大改革が断行されようとしているんです」
同枠では月曜日に『しくじり先生 俺みたいになるな!!』が、火曜日には『テレビ千鳥』、水曜日には『ひかくてきファンです!』、木曜日には『夜の巷を徘徊する』、金曜日には『タモリ倶楽部』と『爆笑問題のシンパイ賞!!』が放送されている。
「テレ朝では秋の改編でこの枠の番組を一度すべて終わらせて、“ならす”ことになるといいます。ただ、現在も圧倒的人気を誇る千鳥の『テレビ千鳥』は日曜日の夜10時25分に移動。マツコ・デラックスさん(47)の『夜の巷』も時間帯を移すことになるようです。また、爆笑問題とお笑い第7世代を代表するコンビ・霜降り明星の『爆笑問題のシンパイ賞!!』も日曜の夜9時55分に移ることになりました。
『タモリ倶楽部』はテレ朝を代表する長寿バラエティ番組ですし、タモリさん(74)は『ミュージックステーション』に長年出演しているつながりもあり、さすがに終了することはないかと思います。ただ、『しくじり先生』などは打ち切りになると言われています。
そして、今までの枠を分割して、20分間の番組を連続で放送する編成にしようとしているんです。編成自体も驚きですが、制作関係者を驚愕させているのは1番組あたりの制作費。なんとテレ朝は1本50万円で番組を作るよう、各制作会社に打診しているというんです」(前出の放送作家)
■コロナ禍で冬のボーナスもゼロ!?
通常、深夜番組であれば、制作費は1本200万円ほどとされている。
「出演者のギャラ、撮影費、編集費、スタッフの人件費など全部ひっくるめて50万円というんです。いくら放送時間が短いといっても無理があり、どう考えてもその金額で作れるはずありません。
テレ朝サイドから“新番組をやりたいから企画を出してほしい”と、制作会社に企画を募ったのですが、50万円というあまりの低予算に企画を出すのを拒否した制作会社も多数あったといいます」(前同)
テレビ各局では視聴率低迷や、新型コロナウイルスの影響による広告出稿の減少で、多くの番組が大幅な制作費削減を求められているという。
「テレ朝の狙いも当然、制作費削減です。コロナの影響でリモート収録なども増え、数百万円かかるスタジオセットを作らないのが普通になってきています。また、YouTube動画的なアプローチをする番組も増えてきている。テレ朝としても極限まで予算を削減したいという狙いがあるのではないでしょうか。
深夜枠を、一度白紙にするというのも、それぐらい危機感を持っているからこその決断でしょう。いずれの番組も世帯視聴率は比較的高いテレ朝ですら、広告収入が激減しており、もはや芸能事務所などに忖度する余裕はないのです。コロナの影響は今後数字でしっかりと出てくるでしょうが、テレ朝局員も冬のボーナスの半減は覚悟しているようで、下手したらボーナスが出ない可能性もあるとか。
フジテレビでは『直撃LIVE グッディ!』を打ち切り、『バイキング』を1時間延長することが明らかになりましたが、あれも制作費削減のため。今後、このような措置を取るテレビ局も出てくるのではないでしょうか。テレ朝でも夕方の情報番組『スーパーJチャンネル』の放送時間を15分短縮するともささやかれていますが、それも制作費削減のためだといいます」(同)
■大御所以外は容赦なくリストラ……
民放キー局ディレクターはこう話す。
「テレ朝が放送枠を分割して短い尺の番組を連続して放送するのは、“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる戦法”。そういった番組の中から、芸人でもアイドルでもいいので、新たなスターを発掘、生み出していきたい。斬新な番組企画を見つけたい、そしてそれをゴールデン帯やプライム帯に昇格させていきたいという思いがあると言われています。
もはやテレビ界で絶対安泰なのは、タモリさんやダウンタウン、ウッチャンナンチャンなどの大御所は別として、千鳥とマツコ・デラックス、そして霜降り明星をはじめとする第7世代のみ。その他のタレントは数字が取れないと判断されたら無慈悲にクビを切られてしまう。それはジャニーズ事務所所属のタレントでも同じです。それぐらい今のテレビ業界は危機に瀕しているということですよね……」
コロナ後に超氷河期を迎えたテレビ界。はたして生き残れるのは――。