三浦春馬さん「本当の願い」韓流スター交流と“感動スピーチ”

日刊大衆

※『ソウルドラマアワード2019』のレッドカーペットを歩く三浦春馬。写真:YONHAP NEWS/アフロ
※『ソウルドラマアワード2019』のレッドカーペットを歩く三浦春馬。写真:YONHAP NEWS/アフロ

 7月18日、俳優の三浦春馬さん(享年30)が都内の自宅マンションで死去した。突然の出来事に日本中が悲しみに暮れているが、三浦さんの訃報は日本国内だけでなく、世界各国でも報じられている。

「三浦さんは、韓国や中国などのアジア諸国で抜群の知名度を誇っていました。彼が主演した映画『恋空』や『君に届け』はアジア諸国でも人気の高い作品ですからね。そのため、三浦さんが死去したニュースが韓国や中国、タイなどで報じられると、“信じたくない”“本当にショック” “日本のドラマといえば彼だった” “あの笑顔がもう見られないなんて…”など、彼の死を悲しむファンたちの声が、SNS上にさまざまな言語でアップされたのです」(芸能関係者)

 特に韓国の芸能界とは深い縁があり、三浦さんは韓国人スターたちとも交友を深めていた。

BTS(防弾少年団)が日本でライブを行った際には会場に足を運んだり、人気男性アイドルグループEXOチャンヨル(27)とは、三浦さんが出演したミュージカル『Kinky Boots』を観劇後に一緒に食事に行ったりするほどの仲だったようです」(前出の芸能関係者)

■三浦さんと韓国スターたちとの絆

 他にもこんなエピソードが。

「日本でも大人気の俳優・ヒョンビン(37)とドラマ『アルハンブラ宮殿の思い出』で共演した女優のパク・シネ(30)と一緒に、三浦さんが韓国の女性誌のグラビアを飾ったことも。また、韓国でヒットしたドラマをリメイクしたドラマ『TWO WEEKS』(フジテレビ系)では主演も務めました。

 このドラマやこれまでの作品での演技が高く評価され、昨年、韓国で開催された『ソウルドラマアワード2019』で、三浦さんはアジアスター賞も受賞しています」(前出の芸能関係者)

 2019年8月には『ソウルドラマアワード2019』の授賞式に参加するために韓国・ソウルを訪れ、レッドカーペットも歩いた。

「なかでも、当時、地元韓国で大きく報道されたのが、三浦さんが授賞式で話したスピーチの内容でした。“受賞することができ、とても光栄で嬉しいです。これは私にとっても大きな意味がある受賞です”との挨拶に続けて、彼は意外なことを話し始めたのです」(前同)

■誰もが驚いたスピーチの内容とは?

 三浦さんは流暢な英語で、こう語り始めたのだ。

「彼はこう続けました。“隣国として私たちはときどき難関にぶつかることがあります。しかし、お互いにもっと理解しようと努力すれば、このような難関を解決できると信じています。エンターテインメントには人々を結びつける力がある。今後も作品を通じて、日韓およびアジアの国々の絆を深める役割を担いたいです”」(前出の芸能関係者)

 日本の俳優が世界の舞台で、政治的な話題を口にすることは滅多にない。

「昨年は日本と韓国の対立が激化。“日韓関係が過去、最悪の状態に”と、何度も報じられた1年であったことは、言うに及びません。そんななか、日本のトップ俳優の立場にある三浦さんが、韓国でこのようなスピーチを披露することは、簡単なことではなかったはずです」(前同)

 それだけに、このスピーチには多くの反響があったようだ。

■賞賛とバッシングのその先に…

「今の日韓関係の悪化を憂い、この先の両国の友好を呼びかけたことで、このスピーチを機にSNS上には三浦さんに対するバッシングの声が上がったのも事実です。

 ただ、先ほどのスピーチに続き“この場所に立たせていただき、より一層、韓国の皆さんへの敬意と愛情を感じました”との言葉をつづけた三浦さんに対して、当時、ソウルの会場からは大きな拍手が巻き起こりました。また、韓国のメディアも“素晴らしいスピーチを披露した”と、彼への称賛を惜しみませんでした」(前出の芸能関係者)

 バッシングも恐れず、勇気あるスピーチを堂々と行った三浦さん。誰よりもエンターテインメントの持つ力を信じ、その最前線に立ち、真摯に向き合ってきた彼が勇気を持って残した言葉を、今一度、私たちは胸に刻むべきではないだろうか。

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