伊藤健太郎、人を怖がる保護犬も癒やす愛に称賛の声「株が爆上がり」

日刊大衆

伊藤健太郎
伊藤健太郎

 俳優の伊藤健太郎(23)が、犬の殺処分ゼロを目指す保護施設で、人を怖がる元野良犬と散歩する姿が、多くの視聴者を感動させたようだ。

 この様子が見られたのは、7月18日放送の『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)でのこと。伊藤は大の動物好きで、同番組の大ファンだと明かした。また、愛犬のレオはペットショップの売れ残りを引き取ったそうで、伊藤が小学生のときからずっと一緒。犬との散歩歴は10年以上だという。

 伊藤が訪れた神奈川県の保護施設にいる13頭の保護犬の中には、人に慣れていない怖がりの犬もいて、昨年の豪雨のときに山口県で野犬として捕獲された、姉のラムと弟のサムはどうやって人間に近づいていいのかも分からないという。

 そこで伊藤は、施設の方が「人に慣れてほしい」と願うサムに近づいていったのだが、逆に逃げられてしまう。無理に近づくとパニック状態になる恐れがあるらしく、伊藤は離れたところから「サム、サム、おいで」と声をかけた。

 それでも緊張して身動きしないため、伊藤が近づくと、サムは「ウウウウウッ」と唸って威嚇。伊藤は「ごめん、怖いね」と謝ると、「何もしないよ」と言って、少しずつ距離を詰めていき、ついに手が届く距離に近づくと、サムの頰を優しくなでた。

 おとなしくなでられるサムの姿に、スタジオの相葉雅紀(37)は「すごくない?」と驚き、施設のスタッフも「すごい、触れた。サム……」「いや、もう、私たちでも逃げます。触らせてはくれないですね」と、伊藤の犬との接し方に感動していた。

 続けて、伊藤はサムに頭を近づけ、自分の匂いをかがせようとする。そして、お互いの額が触れるほど接近すると、伊藤は「ね、もう慣れたね。よかった」と優しく声をかけた。この様子に、施設の代表の古知屋さんは「やばい……おでこ(が触れる)なんて、とんでもないです」と、涙ぐんでサムの変化に喜んでいた。

 そして伊藤は、今回の目標である、散歩の練習を始めることに。伊藤と散歩に出るサムの姿に、古知屋さんは「まさかサムが初めての人とお散歩に行くなんて」と驚くと、サムは尻尾を上げて歩き、散歩の途中でトイレを済ませることにも成功した。

■もふもふたらしの伊藤健太郎

 しかし、これまでサムは姉のラムと2匹一緒でしか散歩したことがなかったため、チラチラと後ろを振り返ると、ラムを探しているのか、立ち止まってしまう。そこで、伊藤が「(1匹にも)慣れよう!」と再び散歩を始めると、サムの振り返る間隔は徐々に長くなっていった。

 そして、最後に伊藤は施設の方と相談したうえで、運動場でリードを外して、思い切り走る楽しさを教えることに。伊藤が飼い主のようにサムと遊んでいると、古知屋さんは「(伊藤に)飼い主さんと一緒なら1匹でも楽しく暮らせるって教えてもらえた」と感謝。ロケ後に行われるという譲渡会で飼い主が見つかるのではないかと、期待を寄せていた。

 これを見ていた視聴者は、ツイッター上で「伊藤健太郎の犬への接し方で株が爆上がりした」「保護犬に接する伊藤健太郎くんを見て涙が出ました」「伊藤健太郎くんが優しすぎて、なんかもう、この人に惹かれるわけだ、人間力! ってなった」などと、称賛の声が寄せられていた。

 伊藤は温泉地にいる犬や猫たちと戯れる動物番組『もふもふモフモフ』(NHK)で、ふだんは人に吠えまくる土産もの店の飼い犬が、なぜか伊藤には猫なで声で甘えたため、ファンから“もふもふたらし”と呼ばれてた。今回も保護犬の心まで開かせるなど、動物とのコミュニケーション力はピカイチ。今回、放送された企画は、これまで多くのゲストが出演してきたが、今後も出演依頼があるかも?

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