菊池桃子「あげまん伝説」官僚夫で「リベンジ」を果たす(1)孫を抱いても純真アイドル (2/2ページ)
同年4月にシングル「青春のいじわる」で歌手活動を開始すると、4枚目シングルから7枚連続オリコン1位の記録を樹立。
85年に行われた日本武道館でのコンサートは、ビートルズの公演の観客動員数を抜いた。しかも、記録だけでなく、入場できなかった観客1万人超という伝説まで打ち立てたのだ。
トップアイドルであった菊池だが、ウイスパーボイスに代表されるように、控えめでしおらしいイメージがファン心理をくすぐった。それは仕事の現場でも変わらなかったという。ベテランカメラマンがこう証言する。
「当時、おニャン子クラブが出始めて、素人アイドルが隆盛の兆しをみせていた。それゆえ、純正アイドルはプロ意識が強く、ともすれば生意気でした。こちらの注文にケチをつけるなんてのは日常茶飯事。そうした中で、桃子だけは別でした。極寒の撮影だろうとイヤな顔ひとつせずに、笑顔で応じてくれた」
虚像と実像に差異がない。それをファンも知っていたからこそ、熟女の菊池に純真さを感じ取っているのだ。