７月２０日に放送された、野生爆弾のくっきー！（４４）による『電気ネズミとチーズ泥棒　～泥棒くっきー！地上１０ｃｍのお宅探訪～』（テレビ東京系）の攻めた内容が話題になった。この番組は、くっきー！が「天下御免のチーズ泥棒」と称し、「電気ネズミ（四輪ドローン）」をコントローラーで操って大物タレントの自宅に侵入するという、日本で最も「カメラの位置が低い」ネズミ目線のお宅訪問バラエティ。標的となったタレントは、自宅のどこかにチーズを隠し、部屋のあらゆる場所に罠を仕掛けて電気ネズミを迎え討つ。

　最初のターゲットは、マルチな才能を持つ大物タレントの豪邸。くっきー！も家主が誰なのか知らない状態で、事前に渡された間取り図を頼りに電気ネズミを操作する。床に置かれたおたふくソースや愛読書を並べたトラップをかいくぐりながら「めちゃくちゃ面白いやんけ！」と心から企画を楽しむくっきー！。部屋の中に置かれていた本やソース、自然農法米の袋を見て、「高木美保邸？」と推測しながらドローンを操作していく。

　家の中に仕掛けられた嘘のヒントなどに惑わされながらも、家の２階に“ワープ”を使って移動。家主の娘と思われる女の子が「ワープしまーす」と電気ネズミを運ぶというかわいらしい仕掛けもあった。部屋の中にあるトレーニング器具やギターを見て、今度は「長渕さん!?」と、長渕剛（６３）の家だと予想するくっきー！。最終的にキッチンでチーズを無事に発見し、家主が品川庄司の品川祐（４８）だと判明した。

■まさかの課金制バラエティ

　続くニューヨーク生まれのタレントの１億円豪邸でも、ギターとトレーニング器具を見つけたくっきー！は、またも「長渕さんの部屋!?」と予想。そしてここでは、電気ネズミのバッテリーが３０分しか持たずに停止してしまうハプニングが発生。スタッフから「バッテリーの替え、あるんですけど。課金制になってます」と言われ、くっきー！が驚きの表情を浮かべながら「いくら？」と尋ねると、「１万円です」との答え。くっきー！は、「出すよ！」と即決し、「しょうがねぇよ、これ。だってもうちょっとで見つかるんだから」とコメント。さっきまで企画を楽しんでいたくっきー！だったが、素の表情で「マジでいかついアプリゲームみたいなことしよるけんの！」とボヤき、「１万円……高い！」と渋々１万円札を差出した。ちなみに２軒目の家主は、マイケル富岡（５８）だった。

　いろいろなことが斬新すぎる番組に、「さすがくっきー！」「さすがテレビ東京さんやで！」「テレビっぽくなくて面白い！」「タレントが直接触れ合わないいわゆるリモート系番組、アイデア次第でいろいろできるんだな」「これは神番組の予感的中」「予想以上に面白くてガッツリ見ちゃった」「定期的に深夜でやってほしい」「てか番組なのに本人からの課金制度なの!?」「新しい家探訪の形」「テレビ史上初の課金型バラエティ」と視聴者は大興奮。くっきー！ワールド全開な『電気ネズミとチーズ泥棒』、第２弾にも期待したい。