「来春での朝の情報番組『とくダネ！』（フジテレビ系）の終了が７月２７日、『文春オンライン』で報じられました。司会の小倉智昭さん（７３）の降板は、それよりも前に『日刊ゲンダイ』でも報じられていて間違いないところでしょう。今後、フジテレビの情報、報道番組は大きく変わっていきますね」（制作会社関係者）

　大荒れのフジテレビ。今秋の９月末には、俳優の高橋克実（５９）と安藤優子（６１）がＭＣを務めている午後のワイドショー『直撃ＬＩＶＥ　グッディ！』（フジテレビ系）が終了することが明らかになっている。

　２０１５年３月にスタートした同番組は、当時のフジテレビ社長・亀山千広氏の「月曜から金曜午後のニュース・情報番組の強化」という宣言を受けたものだったが、このたび５年半の歴史に幕を下ろすこととなった。

　９月２８日からは、坂上忍（５３）がＭＣを務める『バイキング』（月～金曜１１時５５分）の報道枠が１時間拡大し、午後２時４５分までの生放送『新バイキング（仮）』になることが７月２１日に発表された。

「秋の改編で『グッディ』が打ち切られることに決まった最大の要因は、新型コロナウイルスの影響です。コロナ禍でスポットＣＭが激減し、秋以降に入る広告収入も相当落ち込むことが予想されています。そのため、大々的な制作費削減が必要となり、『グッディ』を打ち切ることに決まったといいます。

　ただ、『グッディ』ではなく『バイキング』を打ち切る案も検討されていたそうです。坂上さんには番組スタッフに対するパワハラ疑惑も報じられましたからね。それでも『バイキング』が生き残ったのは、『グッディ』よりも視聴率が期待できるからだったといいます。安藤さんは、惜しくも坂上さんに敗れたといえるのかもしれませんね」（前出の制作会社関係者）

■代替番組は…

　７月１６日発売の『女性セブン』（小学館）では、『バイキング』と『グッディ』のどちらかの制作費を削減しなければならない中で、安藤のギャラの高さも『グッディ』打ち切りの要因になったとも報じている。

「安藤さんの１本あたりのギャラは６０～７０万円はあるでしょう。その場合、年間で総額約１億５０００万円ほどにも上るわけですから、制作費削減が迫られているフジテレビとしては『グッディ』終了もやむをえなかったという感じではないでしょうか」（前出の制作会社関係者）

　安藤は１９８７年１０月から『ＦＮＮスーパータイム』、『ニュースＪＡＰＡＮ』、『ＦＮＮスーパーニュース』、そして『グッディ』と３３年間にわたってフジテレビのニュース、情報番組に携わってきた。

　民放キー局ディレクターは話す。

「安藤さんはフジにとっての功労者ですし、『グッディ』の視聴率もそこまで悪くはありませんでした。この業界では、出演者に非がないにもかかわらず、番組が終了する場合などには“代替番組”が用意されることが慣例です。

　安藤さんについても、『グッディ』終了後には日曜朝の報道番組『日曜報道　ＴＨＥ　ＰＲＩＭＥ』（フジテレビ系）に出演してもらおうという声も一部では上がったといいます。

　しかし、現在のフジテレビにそこまでの余裕はありません。代替番組を用意されるなどの、フォローもないまま、いわばお払い箱のような形で安藤さんはフジテレビから卒業することになるようです」

■『グッディ』終了でも生活は安泰

　安藤は３０年以上にわたり、日本における女性ニュースキャスターの草分けとして活躍。２００５年４月には、４６歳にして上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻（博士前期課程）へ入学したというバイタリティにあふれる人物だ。

「華々しいキャリアを歩んできた安藤さんですが、これまで２度の不倫略奪婚を繰り返してきた過去があります。１度目は８８年。お相手は１４歳年上の妻子持ちの大手広告代理店に勤める男性。２度目は９６年。今度も妻子ある既婚者のフジテレビ情報番組のプロデューサーとの不倫が取り沙汰され、その後男性は離婚。現在も安藤さんと婚姻関係を続けています。

　旦那さんは、フジテレビ系の制作会社の社長ですし、渋谷区の超高級エリアに建つ超高級マンションのローンも完済済みといいます。お子さんもいらっしゃらないですから、経済的には余裕のある生活を送ることができるでしょう。ペットの犬の食費がかなり高いとは聞きますが（笑）。

　ただ、安藤さんはニュースキャスターとして地位を確立しても、日々のアップグレードも怠らない方ですから、『グッディ』終了後も他局の報道番組や、コロナが落ち着けばですが、講演会の依頼も舞い込んでくるのではないでしょうか。今後はフジテレビ以外で活躍する安藤さんの姿が見られるのではないでしょうか」（前出の民放キー局ディレクター）

　３３年間にわたって出演してきたフジテレビとはおさらばして、新天地でニュースに携わる安藤の活躍に期待したい。