バナジウム市場、2020年代半ばまでに余剰供給が大幅に拡大予測 (2/3ページ)

バリュープレス



中国からの原料供給は、スラグ生産者がフル稼働に近づきつつある一方で、炭鉱の生産は技術的、環境的、経済的要因に依存しているため、増加は限定的になる見通しです。しかし、バンカー燃料中の硫黄分を削減する2020年1月以降のIMOの新規規制を受けて、バナジウム供給は構造的な変化に直面する可能性があります。この規制により、製油所で生産される使用済み触媒の量が増加し、これをリサイクルもしくは廃棄しなければならなくなります。後者の持続可能性が低いことを考えると、この二次供給源から生産されるバナジウムの割合は今後数年で大幅に増加すると予想され、残渣油の利用可能性が高まれば、生産コストも低下するとみられます。バナジウムの二次供給の増加は、製品を市場に投入しようとしている他の新規バナジウムプロジェクトとの競争の主な原因となるでしょう。

こうした需要と供給の動向は、今後10年間でバナジウム市場の形を変えていくことになるでしょう。VRBによる需要の大幅な増加を除けば、2020年代半ばまでに余剰供給が大幅に拡大すると予測されています。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/ros930098-vanadium.html

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