専門家が指摘 20代が知るべき転職市場の厳しい真実 (2/2ページ)

新刊JP

こういう求人では「地頭のいい人を採用したい」という採用企業が、書類選考で学歴を一つの指標にしているケースだという。

ただ、それであっても学歴が有利にはたらくのは書類選考まで。その後の面接での評価の比重の方が高いため、学歴が採用の可否に直接かかわるとまではいえない。

また、「何かと有利」という思いから手当たり次第に取りまくる人が少なくない「資格」だが、これも転職で役立つかは「ものによる」というのが実情のようだ。

そもそも資格といっても幅広い。本書によると、資格は

・実務に有利になる資格
・保持していなければ実務ができない資格
・英語など語学力を評価するための資格
・意味がない、もしくは意欲を伝える程度の資格

の4つに大別できる。
経理職であれば、簿記2級資格があれば実務に役立つ。こういう資格であれば転職に大いに役立つだろう。税理士や弁護士、医師など保持していなければ仕事ができない資格も同様だ。

問題は語学の資格。英語ならTOEICやTOFULで高得点を取っておけば外資系企業の転職で有利なように思えるが、現実は前職でのビジネス英語の実務経験が必須というケースが多いという。

ただ、これら3種類を合わせても、資格という広い海の中ではごく少数派だろう。残りはすべて「意味がない、もしくは意欲を伝える程度の資格」だ。一部を除いて、資格は転職には役立たないと考えておいた方がいい。

転職で評価されるのは学歴でも資格でもない。問われるのは、どんな業界のどんな職種で何年の経験があるかという「実務経験」なのだ。

では、何より重視される「実務経験」をどう積んでいくか。

これが自分のキャリアを考えるうえでの核になる。本書では、効果的に自分の人材価値を高める実務経験を積んでいくための戦略と知見が、転職市場の専門家の目から鋭く語られている。

キャリアを実りあるものにするかどうかは自分の戦略と決断次第。現状に満足できない人。もっと年収を増やしたい人。ビジネスの世界で成功を収めたい人は、一読してみると学べるものが多いはずだ。

(新刊JP編集部)

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