８月１日放送の、ダウンタウンがＭＣを務める音楽バラエティ特番『ＨＥＹ！ＨＥＹ！ＮＥＯ！ＭＵＳＩＣ　ＣＨＡＭＰ』（フジテレビ系）に、現在『香水』が大ヒットしているミュージシャンの瑛人（２３）が出演。大きな爪痕を残した。

「瑛人は７月２４日の『ミュージックステーション』（テレビ朝日系）が、地上波テレビ初出演となりました。そのときは少しトークをした程度でした。しかし、オンエア順ではトップとなり、その人気ぶりが明らかになりましたね」（番組関係者）

「ドルチェ＆ガッバーナ」という単語が強烈に印象に残り、どうしても口に出したくなる瑛人の楽曲『香水』は、１９年に発表して以降、『Ａｐｐｌｅ　Ｍｕｓｉｃシングル総合』や『オリコン週間合算シングルランキング』に『ＬＩＮＥ　ＭＵＳＩＣ　ＴＯＰ１００』などなど、多数の音楽ランキングで１位を獲得。老若男女を問わず人気を獲得し、鈴木福（１６）や香取慎吾（４３）といった著名人もカバーするなど、完全にブームとなっている。

　しかし、下積みも少ないまま、大ヒット曲となったことで、瑛人はまだプロのミュージシャンとしての意識はないという。

「そのことを聞かれて “（ミュージシャンとしての意識は）まったくないです”と即答し、驚かせていました。２０歳で音楽学校を卒業してからは地元のハンバーガーショップでバイトしていたことも話していたんですが、その後、とんでもない発言が飛び出しました」（前同）

■浜田に叩かれる＝ヒットの法則

　松本人志（５６）が「このまま（ミュージシャンを）続けるかもわからない？」と瑛人に質問したのだが、瑛人は「ハンバーガー屋さんですか？」と素で質問を返し、松本に「違うわ！　誰がハンバーガーの話進めようとしてんねん！」とツッコまれ、さらに浜田雅功（５７）が追い打ちをかけた。

「スタジオは左から松本、瑛人、浜田がそれぞれアクリル板を挟んで座っていたんですが、浜田はわざわざ立ち上がって瑛人の頭をどついたんです。アクリル板を越えての掟破りのツッコミに、瑛人だけではなく松本、そしてツッコんだ浜田自身も驚いているように見えました。

　その後、瑛人は『香水』を披露し、セッション仲間の小野寺淳之介のギターと即興ソングを作ったり、瑛人に似ていると話題で、実際に今年６月２０日に完コピＭＶをＹｏｕＴｕｂｅに投稿したチョコレートプラネット・長田庄平（４０）とダンサー役の松尾駿（３７）が本人の前でパロディの『香水』を披露して、瑛人のコーナーは終わりました」（制作会社関係者）

　今回の出演で、瑛人のブレイクは決まった、という声が上がっているという。実は、芸能界には、「浜田に頭を叩かれると売れる」というジンクスがあり、実際に『ＮＥＯ』の前身である『ＨＥＹ！ＨＥＹ！ＨＥＹ！　ＭＵＳＩＣ　ＣＨＡＭＰ』では、現在では売れっ子となったアーティストがよく叩かれていた。

「これはシャ乱Ｑ・つんく♂（５１）が提唱した説だ、とされています。Ｋ－ＰＯＰアーティストのＢｏＡ（３３）は、１３年の『テックインサイト』で当時は浜田のシバきに疑問を感じていたものの、その後ヒットし、後輩に“浜田さんが叩くのは愛情表現だから”“叩かれると人気が出るらしいよ”と話していたそうです」（女性誌記者）

■Ｖ６・岡田は初出演時から叩かれていた

　最近では、４月１３日に『ＮＥＯ！』に出演したＪＯ１のリーダー・與那城奨（よなしろ・しょう＝２４）は同日『フジテレビュー！！』のインタビューで「浜田さんの隣に座らせていただいて、しっかりと頭も叩いてもらえて」と、浜田のシバきを喜ぶコメントをしていた。

「ジャニーズでは、今年２５周年を迎えるＶ６がデビュー当時から出演していましたが、特に岡田准一（３９）はしょっちゅう叩かれていた。初登場（当時１５歳）の９６年９月１６日放送の時点で、すでに“１５歳。ガキやないかい！”と頭を叩かれていました（笑）。今回出演した際に岡田は当時を振り返り、“関西出身だから、浜田さんに叩かれるのスゴい嬉しかった”と話していました。岡田も、ジンクスのとおりにＶ６メンバー屈指の出世頭になりましたよね」（専門誌記者）

　岡田は９８年に『ＰＵ－ＰＵ－ＰＵ－』（ＴＢＳ系）でドラマ初主演を果たしてからめきめきと演技方面で頭角を現し、１４年には『軍師官兵衛』でＮＨＫ大河ドラマで主演を務めたり、今年もコロナ禍に延期になってしまったが、映画『燃えよ剣』で主演の土方歳三を演じるなど、Ｖ６トップクラスの売れっ子となった。

　多くのブレイクに関わってきた浜田の頭叩き。今回叩かれたことで、瑛人の明るい未来は決まったも同然!?