広島・長野、佐々岡監督の“冷遇”で奮起?「ベテランと呼ばれないように」殊勲の一発は復活の兆しか (1/2ページ)

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長野久義(写真は巨人時代)
長野久義(写真は巨人時代)

 広島が長野久義と田中広輔の2発で東京ヤクルトに快勝した(8月4日)。順位表では5位、最下位チームとの僅差での争いからまだ抜け出せていないが、同日の勝利は意義深い。

 というのも、火曜日の勝利は“今季初”なのだ。火曜日は連戦スタートの初戦、つまり、広島は“エース対決の試合”をモノにできず、黒星先行の状況で対戦カードを戦ってきたのだ。初の白星スタートは、間違いなくチームの雰囲気も明るくさせるはずだ。

 「先に点を取ったのはヤクルトの方。でも、走者を背負いながらも『0点』に抑え、その粘りが守っている野手のハートに火をつけたのかもしれません」(スポーツ紙記者)

 7回、同点に追いつく3ランを放った長野だが、ここ最近は「3番・左翼」でスタメン出場が続いている。移籍一年目の昨季は打撃不振に喘いでいたが、今年は違う。強い闘争心を持って試合に臨んでいる。

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 今季初打席となった6月20日だが(DeNA)、試合後、記者団に興味深いコメントを寄せていた。

 「ベテランと呼ばれないように頑張りたい」

 開幕戦は出番がなかった。堂林の復活、西川龍馬の成長なども重なって、「今年はスタメン出場の機会が激減しそう。代打稼業ということも」と、完全なレギュラー落ちも予想されていた。しかし、一番危機意識を持っていたのは、長野本人だった。

 「移籍した昨季は『禁酒』の誓いを立ててシーズンに臨みました。お酒で失敗したことはありませんが、巨人時代から酒豪で知られていて、それを快く思っていない年長者もいました」(球界関係者)

 巨人時代から後輩に慕われ、練習もマジメにこなすタイプだった。丸佳浩のFA移籍に伴い、人的補償で移籍した経緯は今さらだが、こんな指摘も聞かれた。

 「メディアに発表されるもっと前から、球団(巨人)から通達がありました。長野はチームメイトたちにお別れを告げ、しばらくの間、長野の広島行きは公然のヒミツのように扱われていました。

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