美保純も32年ぶり出演の話題作/追悼・ジョージ秋山「実写化艶作品」の世界(終) (2/2ページ)
全脱ぎこそしていないが、「スカートの中に男が顔を突っ込んでいるシーンなど、ドキドキさせられました」(榊監督)という。
映画評論家の秋本鉄次氏も本作を絶賛する。
「個人的にはとても好きな作品です。今でこそいい人キャラの大森さんですが、この頃はまだ屈折した役などが多く、それがハマリ役となっていた」
さらに三輪についても爆裂バストの持ち主でスタイルがよく、魅力的だとしたうえで、秋元氏は、秋山氏の描く「屈折した人間性、人間の陰の部分」とその艶っぽさがよく描かれた作品だと絶賛する。
ドロドロとした男女の本質を求め、それをさらに深く掘り下げた作品を手がけた秋山氏だが、実生活では寡黙なダンディぶりで、女性にモテまくった。命氏は、六本木のナイトクラブを営む女性からこんな話を聞いたことがあるという。
「父は彼女の店によく通っていたみたいで、ある時、店の女の子たちを伊豆の温泉旅行に招待したそうなんです。もちろん、父の奢りです。下ネタも話すけれども、それは生々しいものではなく、いやらしさを感じなかったと。そこらあたりが、父がモテたゆえんなのかもしれませんね」
残された作品には、誰よりも「女性」を愛し続けた不世出の作家の魂が輝き続けている。