日本ハム・西川の視界から打球が消滅! 不測の事態に審判も「限界」、20年ぶりに起こった想定外の珍事 (1/2ページ)

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西川遥輝
西川遥輝

 約3カ月の延期を経て6月19日に開幕し、連日試合が行われている今シーズンのプロ野球。ここまでは様々な展開の試合があったが、中でもファンの注目を集めたのが7月21日楽天対オリックス戦での“濃霧コールド”だろう。

 楽天生命パークで行われた同戦は、試合開始した午後6時時点の天気はくもり。ところが、4回ごろから白い霧がかかり始め、回が進むにつれて徐々に濃霧に。8回表、オリックスが10点目を奪いなおも無死満塁のチャンスという場面で、審判団は視界不良でプレーの続行が難しいと判断し試合を中断した。その後、両軍選手はベンチに引き上げ霧が晴れるのを待ったが回復せず。結局、中断から約25分後の午後9時過ぎに審判が濃霧コールドを宣告し試合は打ち切りとなった。

 15年ぶりの珍事! 楽天対オリックス戦で起こった濃霧コールド 前回は西武・松坂も驚きの展開に?

 2000年5月9日に鳥取・米子市民球場で行われたオリックス対近鉄戦以来、レギュラーシーズンでは約20年ぶりとなった濃霧コールド。間違いなく“珍事”といえる出来事だが、実は昨シーズンも約20年ぶりとなる珍しいコールドゲームがあった。

 2019年8月28日、釧路市民球場で行われた日本ハム対西武の一戦。同戦は午後1時1分から開始されたが、試合開始前から断続的に雨が降っており、ほとんどの観客が雨がっぱやタオルを着用。雨はそこまでひどくはならなかったが、「7-6」と日本ハム1点リードの5回裏終了時点までに空は暗さを増していった。

 「9-8」と西武が逆転した6回裏終了後、審判団は視界不良による試合続行の可否について一度協議するも、この段階では試合は打ち切られず続行。だが、8回表に西武・森友哉がバックスクリーン右に放ったホームランを、日本ハムのセンター・西川遥輝が見失う場面も。これを見た審判団は再び協議した後、この日球審を務めた森健次郎審判が「本試合を日没コールドゲームといたします」と場内アナウンスで宣告。試合は「10-8」と西武2点リードの状態で、午後4時21分に打ち切られた。

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