「褒められ待ち」する人の特徴4つ

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「褒められ待ち」する人の特徴4つ
「褒められ待ち」する人の特徴4つ

誰でも褒められることはうれしいですよね。しかし、その快感がやみつきになって、いつしか「褒められるため」と目的化してしまうと、褒めてもらえなかった時に心が疲れてしまいます。

今回は人間の「褒められたい」という心理をひもとき、過剰な褒められたい願望で疲弊しないようにするための“心の在り方”をお伝えしていきたいと思います。

■褒められたい気持ちの正体とは?

まずは、褒められたい気持ちとは一体何なのか? そう思うことはダメなのか? を解説します。

◇褒められたい気持ちとは

褒められたいという気持ちは、心理学的には「承認欲求」という人間の欲求の中の1つの「感情」だといえます。

その承認欲求とは、アメリカの心理学者アブラハム・マズロー(以下マズロー)が自己実現理論の中で提唱した5つの欲求の中の1つです。

マズローは、「人間は自己実現に向けて絶えず成長する生物である」と説き、そこに至るまでの欲求を、「生理的欲求」「安全欲求」「所属と愛の欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」という5段階に分類しました。

以下の図の通り、人は1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうと行動します。

つまり、承認欲求とは睡眠欲・食欲・性欲という生理的欲求が満たされ、屋根があり水が飲めるといった安全な暮らしがあり、社会や家庭に居場所があるという安全欲求・所属と愛の欲求が満たされた後に現れる欲求です。

したがって、生命がおびやかされるような環境では「人から承認してほしい」「褒められたい」という欲求は通常現れません。安全な場所で暮らすことができていて、自分の居場所があるからこそ「褒められたい」という願望が湧くのです。

「褒められたい」という欲求は、ある意味恵まれた社会にいるがゆえの欲求であるといえるかもしれません。

◇「褒められたい」と思うのはダメなの?

前述したように、生理的欲求・安全欲求・社会的欲求が満たされた状況で承認欲求が生まれるのは当たり前のことです。

また、ピグマリオン効果といって、人間は他人から期待や予測をされるとその通りに動いてしまうという一般心理があります。つまり「あなたはできる!」と期待され続けると、期待されなかった人よりできるようになる確率は上がるのです。

こうした効果も考えれば、「褒めること」そして「褒められたいと願うこと」はダメなことではなく、問題になるとすれば程度の話です。

■褒められたいと思う人の心理的特徴

では、「褒められたい」欲求はどのような心理が働いて起こるのでしょうか? 心理的特徴を見ていきましょう。

◇(1)承認欲求が過剰に強い

生存するための環境と居場所が整えば、承認欲求が湧くのは当然であることは前述した通りですが、褒められたいという欲求が目的になってしまう人は、承認欲求が過剰に強い状態だといえます。

◇(2)自尊感情が低い

自尊感情とは「自分は基本的に良い人で価値がある存在である」という感情です。

また、自尊感情には2つの意味があり、1つは他者と比較して「自分は良い」と感じる優越性で、もう1つは誰とも比較せずに「これで良い」と思える感情です。

褒められたいと思う人は、このどちらの自尊感情も低いことが多いです。

◇(3)寂しがり屋

人に対する感情は大きく分けると2つに分割することができます。1つは「give(与える)」、もう1つが「take(与えられる)」です。

人は精神的に成長するにつれて、「take」より「give」に充足感を覚えるようになりますが、そのためには幼少期に十分な「take」つまり「与えられること」が必要です。

与えられることを充分にされてこなかった人は、大人になっても「take」を過剰に求めてしまう傾向が強く、それは「寂しがり屋」といった性格として表れることがあります。これは特に恋人に対して表れることが多いです。

◇(4)わがまま

常に自分をおだてて持ち上げてくれる人がいないと気が済まないという心理状態は、他人から「わがまま」と捉えられることが多いのですが、本人に自覚がある場合はほとんどありません。

根本にあるのは(3)と同じで満たされなかった感情です。

■強過ぎる承認欲求から解放される方法

そんな過剰な承認欲求を手放すにはどうすればいいのでしょうか? 4つの方法を紹介します。

◇(1)大切なものを持って秘密にしておく

好きなものは人に言いたくなるものですし、好きなものを好きだと発信して感情を分かち合える仲間を増やし、自分の世界を広げていくことはすてきなことです。

しかし、ぜひ「秘密にしている大切なもの」も持ってください。それは物でも時間でも構いません。誰にも言わない自分だけの宝物をじっくり味わう楽しさを覚えることで、自分で自分を満たすということを体感していくのです。

◇(2)自分にご褒美を与える

仕事でも趣味でも、何か決めたことを達成できた時には自分にご褒美を与えましょう。

その際達成目標が大き過ぎると、達成できた時に承認を求めてしまいがちです。したがって、「こんなことは人に自慢できないなあ」と思うくらいの小さなことを目標にして、小さなご褒美を自分に与える習慣を付けてください。

◇(3)自分史を書いてみる

自分史とは自分の歴史のことですが、自分に起こったことを書くのではなく、「与えてもらったこと」と「与えたこと」を中心に書いていきます。

褒められたい願望が強過ぎる人は、恐らく「与えてもらったこと」が見つけにくいかと思いますが、それを悲観的に捉えないことが大切。

この自分史では、「こうした歴史の中で生き抜いてきた自分は偉いね」と自分で自分を褒めてあげることが目的でもあります。自分を承認することを忘れないでください。

◇(4)SNSデトックスの日を作る

SNSから完全に離れるデトックス日を作ってみてください。スマートフォンを持つと、ついSNSを開いてしまうという方も多いと思いますので、そういう方はスマートフォン自体を手放す日にしましょう。

褒められたい願望が強い人は、他人がSNSで称賛されているとそれが起爆剤になり、自分も負けまいと承認欲求が激しくなる傾向があります。

なので、デトックスの日の1日だけでも、完全にSNSから離れることで、「自分は何者にもとらわれない」という解放感を味わい、そんな時間を重ねていくのです。

まずは行動を!

衣食住が満たされ社会に居場所がある人であれば、承認欲求である「褒められたい」という願望があることは自然であり、「褒めること」「褒められること」でお互いの期待通りの成果が出るというメリットにも気付けたと思います。

しかし、精神的に成熟するということは、他人に認めてもらうだけでなく、自分で自分を満たし、さらに人に「与える」という喜びを知ることが大切です。

そのためには、頭で考えるのではなく行動を変える必要があります。今回紹介した過剰な承認欲求から解放される方法をぜひ参考にしていただき、あなた自身の体と心で満たされる感覚を覚えてください。

(小日向るり子)

※写真はイメーシです

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