赤タマネギからサルモネラ菌の集団感染。アメリカとカナダで900人近くが食中毒 (1/3ページ)

カラパイア

赤タマネギからサルモネラ菌の集団感染。アメリカとカナダで900人近くが食中毒
赤タマネギからサルモネラ菌の集団感染。アメリカとカナダで900人近くが食中毒

赤玉ねぎからサルモネラ菌の集団感染 /iStock

 コロナ・パンデミックは収束の気配を見せないままだが、今度は北アメリカでサルモネラ菌の集団感染が発生しているそうだ。

8月11日の時点で、アメリカとカナダで879人が食中毒による体調不良を訴え、114人が入院したという。

 アメリカ食品医薬品局(FDA)によれば、食中毒の原因はカリフォルニア州のトムソン・インターナショナル社が生産した赤タマネギで、同社はすでに5月1日以降に出荷された全タマネギの回収を発表している。

 しかし、食べてから症状が出るまでに最長1週間の潜伏期間があることや、症例が報告されるまでに2~4週間程度かかることを考えると、被害は今後も拡大するとの見込みだ。
・赤タマネギはアメリカとカナダ各地に出荷

 汚染された赤タマネギはアメリカとカナダ各地の卸売業者・レストラン・スーパーなどに出荷された。また回収対象には、まるごとのタマネギだけでなく、惣菜などに加工されたものも含まれている。

 両国の当局は、タマネギの汚染が不明な場合は、廃棄して手を洗うよう注意を喚起。タマネギをきちんと調理したとしても、調理前に菌が他の食材や調理器具に付着している恐れがあるので、食中毒のリスクは残るとのことだ。

 最新の情報は『FDA(アメリカ食品医薬品局)』のサイトに掲載されている。
「赤タマネギからサルモネラ菌の集団感染。アメリカとカナダで900人近くが食中毒」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧