新型コロナウイルスの感染が世界中で猛威をふるった２０２０年の上半期。日本の芸能界ではどんな出来事が人々の注目を集めてきたのだろう？　そこで今回は夏休み特別企画！　本サイトで２０２０年１月～７月までにアクセスが集中した人気記事を振り返ってみたい。今回は「テレビ番組部門」ベスト３‼

３位　三浦春馬と佐藤健、１２年前の共演“神ドラマ“が「胸に刺さる」

　７月１８日に逝去した三浦春馬さん（享年３０歳）。その衝撃はまだ日本列島を覆っている。　その三浦さんの初単独主演作が、０８年のドラマ『ブラッディ・マンデイ』（ＴＢＳ系）。６月２０日から動画配信サービス『Ｐａｒａｖｉ』で独占配信されている同作だが、三浦さんと同じ事務所の盟友・佐藤健（３１）とバディを組んでいることが、話題となっていた。

「天才高校生ハッカー“ファルコン”こと・高木藤丸（三浦）が、日本の公的機関と協力して、ウイルステロを企むテロ集団に立ち向かうドラマでした。三浦さんの妹が川島海荷（２６）、テロ組織も吉瀬美智子（４５）や、参謀を務めるコードネームＪこと神崎潤に成宮寛貴（現：平宮博重・３７）、スパイとして三浦たちに接触していた片瀬那奈（３８）と、超豪華なキャストが集結していました」（専門誌記者）

　当初は『シーズン１』のみの配信だったが、７月２０日からは『シーズン２』も配信されている。

　三浦さんの突然の訃報に、ＳＮＳでは「開始から２０分で泣いてしまった」「ブラッディ・マンデイ大好きだったから三浦春馬さんの件凹みすぎて立ち直れん」という声が相次いでいた。

　また、『ブラッディ・マンデイ』で共演したキャストも、ＳＮＳやニュース番組で追悼のメッセージを送っている。１９日放送の『シューイチ』（日本テレビ系）で、ＭＣを担当している片瀬は、当時を振り返り、「１２年前にドラマで一緒だったんですけど、今思い返しても笑顔の春馬くんしか浮かばないぐらい。本当に優しくて穏やかで、気遣いがあって、連ドラ初主演で大変だったと思うんです。かなり撮影も過酷なシーンが多くて、すごく大変だったと思うんですけど、そんな中ですごく穏やかに優しくみんなに接していて、にこやかに」と、話していた。

■原作者や主題歌を手掛けた歌手からも

　同日、『ブラッディ・マンデイ』で妹役だった川島海荷はインスタグラム、悪役だった吉瀬美智子はツイッターでそれぞれ、「私にとって、お兄ちゃんでした。とっても優しくて、気さくで…いろんなの作品で大きな背中をたくさん見せてくれました」（川島）「私にとって弟の様な存在で、頭が良くて器用で本当に素晴らしい役者でした。春ちゃん、もう１度会いたいよ、春ちゃん、お願いだから夢であって欲しい。今はまだ現実を受け入れられません」（吉瀬）と綴っている。

　俳優以外にも、『ブラッディ・マンデイ』の原作漫画を手掛けていた漫画原作者、小説家、脚本家の樹林伸（連載時は龍門諒名義）や、『ブラッディ・マンデイ』両シーズンや、三浦さん主演映画『君に届け』などで主題歌を提供した４人組ロックバンド『ｆｌｕｍｐｏｏｌ』のボーカル、山村隆太（３５）も、三浦さんに対する追悼のメッセージを送っている。

「ｆｌｕｍｐｏｏｌの山村は、三浦さんの死の当日に生放送された歌番組『音楽の日２０２０』（ＴＢＳ系）で、沖縄から『君に届け』を歌ったことについて、“君に届け歌わせていただきました。曲が流れた瞬間から今日一番強い風が吹いた。色んな人の想いが、天国まで届いていますように”と同日にツイートしているほか、１９日には音楽配信アプリ『ＲＥＣ．』で、生前の三浦さんと互いにサムズアップしている２ショット写真を掲載し、『ブラッディ・マンデイ　シーズン１』の主題歌『Ｏｖｅｒ　ｔｈｅ　ｒａｉｎ～ひかりの橋～』を披露しています」（前出のＷＥＢライター）

『シーズン２』から今年で１０周年。共演者に、視聴者に、多くの人の胸に、三浦春馬は永遠に生き続けるーー。

（２０２０年７月２２日公開）

■第２位は、松本潤、小栗旬、亀梨和也の『ごくせん』裏話

２位　松本潤『ごくせん』特別編成功も第２シリーズが放映できないワケ

　女優の仲間由紀恵（４０）主演の人気ドラマ『ごくせん』（日本テレビ系）が、“ごくせん２００２特別編”として６月３日に放送され、大きな反響を呼んだ。

　この作品は同名マンガが原作で、不良だらけの悪名高き男子校・白金学院高校に赴任した新米女教師、“ヤンクミ”こと山口久美子（仲間由紀恵）が、泣く子も黙る任侠の大江戸一家が実家であることを隠しつつ、教え子たちとの絆を深めていく熱血学園ドラマ。

　０２年放送の第１シリーズは、ヤンクミが担任となる３年Ｄ組の不良グループのリーダー格を嵐の松本潤（３６）。その取り巻きの生徒を小栗旬（３７）、石垣佑磨（３７）、成宮寛貴（３７・当時／現在は本名の成宮博重名義で活動）など、豪華なメンバーが演じていて、最高平均視聴率２３．５％（ビデオリサーチ調べ／関東地区／以下同）を記録している。

　今回、第１話が放送されたのだが、放送中から視聴者はツイッター上で、「もうため息しか出ません。松本潤の沢田慎は最強で最高！　そして美しすぎる！」「仲間由紀恵めっちゃ細ーい！　現在とカラダの幅が違う」などと懐かしいという声や、当時の俳優たちの若さに驚く声で盛り上がっていた。

　また、「ごくせん１話見てあらためて思う。最終話まで地上波で流してほしい……絶対需要ある」などと、１０日放送予定の第２話以降の再放送を求める声も。このドラマには、主要生徒以外にも、松山ケンイチ（３５）や、ウエンツ瑛士（３４）らが出演しており、彼らのフレッシュな演技を見たいという声も多かった。

■田中圭の初々しい姿は見られるか？

　さらに第１０話には、エリート校・英翔学園高校の生徒として、田中圭（３５）がゲスト出演しており、初々しすぎる姿が見られる。０３年放送の『ＷＡＴＥＲ　ＢＯＹＳ』（フジテレビ系）で、主人公の親友役を演じて注目を浴びる前なので、ファンにとってもレアな映像かもしれない。

「第１シリーズの大ヒットを受け、０５年に放送された第２シリーズは、ＫＡＴ‐ＴＵＮの亀梨和也（３４）、赤西仁（３５）らが出演し、第１シリーズを上回る平均視聴率２８．０％と、日本テレビの連続ドラマ歴代１位を獲得。こちらの再放送を望む声も相次いでいます。しかし、赤西が１４年にジャニーズ事務所を退所しているため、再放送の可能性は低いかもしれませんね」（芸能誌記者）

　今回の特別編は、平均視聴率で１２．７％という高い数字をマークしている。ファンの熱い声が届けば、“辞めジャニ”共演ＮＧのタブーを破れるかも？

（２０２０年６月１０日公開）

■第１位は、『鉄腕ダッシュ』での珍事？

１位　ＴＯＫＩＯ城島茂、長瀬智也に疑いの目！？『鉄腕ダッシュ』犯人探しにザワザワ

　６月２８日放送の『ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ！！』（日本テレビ系）で、ＴＯＫＩＯの長瀬智也（４１）がリーダーの城島茂（４９）から思わぬ疑いをかけられてしまった。

　今回は、東京の中に自然をつくる企画「新宿ＤＡＳＨ」を放送。今年５月、「新宿ＤＡＳＨ」のベース基地で育てていたイチゴの実が動物に食べられているのを国分太一（４５）が発見。鳥や虫ではなさそうで、国分はこの犯人に心当たりがあるという。それは去年、同じ敷地内の建物の屋上で発見された動物の糞に関係がありそうだった。

　そのとき犯人を調査したのが、城島。建物の管理者から情報を受けて現場にむかった城島は、生き物の糞を見てすぐ、「糞の形状だと、鳥ではないだろうなって感じはする」と推測。さらに「これが“ため糞”の場合タヌキで、同じ場所はしますけど……」と推理するが、近所に住むタヌキは大通りを越えてくることはないと断定し、「犯人はタヌキではないな」と結論。さらに糞を観察し、城島は「種っぽく見えますけどね、なんだろう。何の種かな」とその中に果物の種が含まれているのを見つけた。

　すると建物の管理者が「ブドウはあります！」「非常階段の１階の横にブドウ棚があるんで」と情報提供。城島とともにブドウ棚を見にいくと、ブドウの実が何者かによって食い荒らされていた。これまでにこんなことはなかったと聞き、犯人ついて考えていた城島は、「たまに長瀬がイチゴ勝手に食べてたりするけど……」と長瀬を容疑者の一人に挙げ、すぐさま「そんなことしないもんね」「さすがに大人としてしないと思う」と撤回。案内してきた建物の管理者から「どんだけ食いしん坊なんですか」とツッコまれていた。

■「城島刑事と容疑者長瀬くん」

　その後、調査には国分も加わり、犯人がハクビシンであることが判明したが、城島の推理に「犯人候補がサルか長瀬くんと推測する城島刑事」「城島くん１発目に犯人に思い浮かべるの長瀬くんなの最低すぎるｗ」「長瀬くんを犯人扱いｗ」「もし長瀬くんが容疑者だとしたら、屋上で用を足していたってことに……」「城島刑事と容疑者長瀬くん」「本当に長瀬くんだったら、おもしろ展開すぎるでしょ！」と盛り上がっていた。

　長瀬は過去に鉄腕ダッシュの名物企画「ＤＡＳＨ村」でイチゴを育てた際、一人で１１個もつまみぐいしたという経歴がある。今回は、イチゴを食べられていたのを見てハクビシン対策をし、無事イチゴを収穫。長瀬の提案で、そのイチゴを使って「ショートケーキ饅頭」なるものを作っていた。長瀬が犯人じゃなくて良かった！

（２０２０年７月５日公開）