小松菜奈の周囲に充満する“妖艶オーラ”の「3つのルーツ」
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小松菜奈
小松菜奈さんというと、TVドラマよりも映画への出演が多いイメージがありますよね。ハリウッド作品への出演経験もあり、本格派女優としての印象が強い。今週には主演作でもある映画『糸』も公開予定となっています。彼女の若さにそぐわぬ妖艶な佇まいは、見る者を魅了する力があります。ananwebなどでも執筆中の恋愛ライター・分析家の私、塚田牧夫が、彼女の持つ魅力のルーツに迫ります。
■どこか放っておけない「憂いと儚さ」
最近、「エモい」という言葉が世間では広く使われるようになりました。エモいの「エモ」は、「エモーショナル」に由来。「感慨深い」「哀愁を帯びている」といった意味の使われ方をします。
同様の雰囲気を漂わせる容姿の持ち主に対して、「エモ顔」という表現が用いられますが、その代表格が、小松菜奈さんだと言われています。
なんとなく気怠そうで、覇気がなく、不機嫌にも見える表情。思わず、「お腹でも痛いのかな」と声をかけたくなるような、虚ろな目をしていることも。
この、今にも壊れてしまいそうな繊細な佇まいが、見る者に憂いや儚さといった感情をもたらします。そして、どこか放っておけない存在として、世の男たちの心のなかに居座るのです。
■厳しい指導に耐え抜いた「負けん気」
小松さんの本格的な女優デビューは、2014年に公開された映画『渇き。』です。
いきなり男女6人とのキスシーン、暴力的なシーンもふんだんに盛り込まれた過激な作品への出演。さらに、監督である中島哲也氏は、非常に厳しい演技指導をすることで知られ、罵声を浴びせられながらも、怒号飛び交う現場で主役を演じ切りました。
それまではモデルとしての活動がメインで、華やかな世界に身を置いていただけに、凄まじい落差は細身のカラダに相当応えたはず。
ただ、ここで発揮されたのが、彼女の「負けん気」でした。どこか気怠そうで、ヤル気のない表情とは裏腹の、非常に負けず嫌いな性格の持ち主なのです。
以前、映画『恋は雨上がりのように』に出演した際、小松さんは真冬の撮影にもかかわらず待機中でも半袖姿で通し、弱音を一切吐かなかったのだと共演者が語っていました。その後、見事風邪を引いたものの撮影の影響ではないと否定するエピソードからも、負けん気の強さが窺えます。
彼女の根底にこうした「根性」「ハングリー精神」といった泥臭いものが流れているからこそ、纏うオーラが強い輝きを放つのでしょう。
■隠しごとのできない「オープンな性格」
小松さんの家族構成は、ご両親と兄2人の5人家族。なんでも、小松家には家訓というものがあり、「媚びない、逃げない、めげない、くじけない、決してあきらめない」という5ヶ条が掲げられているのだとか。
彼女の負けん気の強さは、この家訓に端を発し、年を経るごとに磨かれていったものと推測できます。
また、非常にオープンな家庭だったそうで、その環境は彼女の人格形成に大きな影響を与え、本人曰く、「恋をするとテンションが上がって周りにすぐバレてしまう」と、隠しごとのできない体質であると漏らしています。
このオープンさというのは、彼女の持つ妖艶でミステリアスな雰囲気とは相反するもの。しかしこれが、男心をくすぐるギャップとなります。取っつきにくいと思われていた相手が、実はとても人当たりの良い性格だったなら、強い親近感を抱くのも当然でしょう。
彼女はオープンな性格であると同時に、本質的にも素直で、心の窓を広く開けています。虚勢を張らず、経験したことをダイレクトに取り込むことで、型にはまらない魅力を身につけていくことができるのです。
小松菜奈さんというと、モデル出身でファッションリーダー的なオシャレなイメージがありますよね。ところが、好物の豚足を食べているとき、豪快にかぶりついて前歯を折ったことがあるなど、なかなか豪快なエピソードも持ち合わせています。これはファッションリーダーから、“親分さん”的な存在へと変貌を遂げる可能性も……!?
(文・塚田牧夫)