藤井聡太「8冠」までの1000日計画(7)シード権獲得で戴冠は加速 (2/2ページ)
年間に約3000局ずつ増えていく公式戦の全棋譜に、年会費を払うとアクセスできる仕組みだ。
対戦相手の過去局を洗い、得意戦型、先手番/後手番で指し方が変わるか、ここ最近は何を好んでいるかの傾向をつかみ、対策を練るのだ。昔は実際に駒を並べたが、今ではパソコンモニターの中で予習する。
棋譜を将棋AIソフトにかけると、個人名検索の他に戦型別検索、類似局検索、局面別検索や各指し手ごとの勝率を出すこともできる。対局が終わると、自分の指した棋譜をAIに評価させ、これが「復習」に当たるのだ。
「対局中は濃霧の中を走っている感じ。客観的に自分の走りがどう見えていたかを知るために使うのです」(豊川七段)
(本記事は週刊アサヒ芸能8月18日発売号に掲載)