多部未華子『わたナギ』地味ドラマが視聴率で圧勝のワケ (2/2ページ)

日刊大衆

ナギサさんは「異変に気づかなかったせいで、追いつめてしまった」と謝罪。すると、箸尾も「謝るのは私のほうなんです」と、勝手にナギサさんを頼って、勝手に自滅したのだと謝罪した。

 続けて箸尾は、会社を辞めてすぐに結婚し、子どもが産まれた。今は夫と一緒に子育てをして、再び働けるようになって幸せだと語り、病院にいたのは、通院していたのではなく医療事務の仕事をするためだと説明。箸尾の幸せそうな笑顔に、ナギサさんは「本当によかった」と涙を流していた。

 これまでメイを癒やしていたナギサさんが、逆に過去のトラウマを癒やされて涙を流す姿に、視聴者からはツイッター上で「ナギサさんが涙をこぼしたところで一緒に泣いてしまいました」「ナギサさんが良い人すぎて泣ける」「メイちゃん、頑張ったね。ナギサさんの涙に私もつられて」などと、感動の声が相次いでいた。

 同ドラマは初回放送の視聴率は14.2%と好調だったものの、第2話から第4話にかけて、12.8%、12.7%、12.4%とわずかにダウン。それが第5話で14.4%と持ち直すと、第6話は16.0%、今回の第7話で最高記録を2週連続で更新した。

■癒やしに徹した『わたナギ』

 この人気上昇の理由は、ツイッター上に「わたナギは1週間の癒やしタイム。毎日、少しずつ溜まっていく疲れが消えていく」などの声があるように、“癒やし”にあるようだ。放送開始当初は、「毒母」や「ブラック上司」が登場して、人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(同局系)のように、働く女性にかけられた呪いを解く展開を匂わせた。

 しかし、毒母問題は第3話で早くも解決され、ブラック上司と思われていた支店長も、第7話で部下のキャパオーバーを心配して、プロジェクトをやめさせようとするなど、心配には及ばなかった。その結果、このドラマには悪意を感じるキャラがほとんどいなくなり、優しい“癒やし”の関係だけが残った。このことが多くの視聴者をひきつけているようだ。

 残すところ、あと3話になった同ドラマで、気になるのはメイの恋の行方だ。彼女の恋愛スキルが天然レベルで低すぎるため、男たちを振り回しまくってハラハラしそうな予感がするが、きっと最後はナギサさんの“癒やし”でほっこりさせてくれるだろう。(ドラマライター/ヤマカワ)

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