８月２２日と２３日、日本テレビ系の夏特番『２４時間テレビ４３　愛は地球を救う』が放送された。

　恒例企画の「チャリテイーマラソン」は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となり、今年はシドニー五輪金メダリスト・高橋尚子氏（４８）の持ち込み企画「２４時間募金ラン」（以下、募金ラン）が行われた。

「募金ラン」とはコロナ禍でも安全な私有地内にある１周５ｋｍのコースを周回するごとに、「高橋氏自身が１０万円を募金する」という企画で、高橋氏に賛同するアスリートや俳優なども助っ人として参加し、ランナーが走行距離に応じて寄付をするという企画だ。

「募金ラン」に参加したのは高橋氏のほか、リレー形式で走り続ける「チームＱ」の面々。

　メンバーは、レスリング五輪３連覇の吉田沙保里氏（３７）、バドミントンのバルセロナ五輪代表で、現在は日本テレビ系『ｎｅｗｓ　ｅｖｅｒｙ．』でＭＣを務める陣内貴美子氏（５６）、ロンドン五輪柔道女子金メダリストの松本薫氏（３２）、アテネ五輪金メダリストの野口みずき氏（４２）、そして女優の土屋太鳳（２５）だ。

「歴戦の超一流アスリートが揃ったなかで“テレビ的”に存在感を発揮したのは土屋でした。土屋は『募金ラン』で約３１キロを走破。一心不乱に汗をかき、彼女の揺れる胸元に釘づけになった視聴者も少なくなかったのではないでしょうか。

　まさに土屋の独り勝ち状態だったと言えるでしょう。今回のチームＱのメンバーの中で断トツに目を引いていました。周囲はアスリートで、女優は土屋だけ。当然、ルックス面では断然だったわけで、計算したわけではないかもしれませんが、土屋としてはいい具合に作用しましたよね」（芸能記者）

■『オールスター感謝祭』でも激走

　土屋は過去に『オールスター感謝祭』（ＴＢＳ系）でも、大いに称賛を浴びている。

　２０１６年１０月、土屋は『オールスター感謝祭』名物の「赤坂５丁目ミニマラソン」に参加。リオデジャネイロ五輪の男子５０００ｍなどで金メダルを獲得したイギリスのモハメド・ファラー選手（３４）や猫ひろし（３９）らとともに走った土屋は、ハンデこそあったものの、３周目までトップを守る激走を見せた。

　最終的には８位（女子では１位）と大健闘したものの、終了後は、失神寸前になるほど息が上がってしまった。

「当時も、土屋が全力でマラソンに取り組む様子に絶賛の声が上がりましたが、今年の『募金ラン』での奮闘にも、多くの反響が寄せられています」（前出の芸能記者）

　ネットでは、「カメラの前で自分の映りを気にして浴衣着ながら歌ってるアイドルたちより、よっぽど彼女のほうがかっこいい！　美しい！」「以前までは、あざといキャラクターで、アンチも多いイメージがありましたが、今回のマラソンで、あざといのではなく本当に人間性が素晴らしい方なのだと気づかされました」と、土屋の頑張りを賞賛する声が多数上がっている。

「そんな土屋ですが、在学中の日本女子体育大学を３年留年していて、この春からは“大学８年生”。卒業は今年がラストチャンスで、単位が取得できなければ中退となってしまうんです」（ワイドショー関係者）

■“マラソン女優”というブルーオーシャン

　土屋自身も大学卒業について、６月１６日に自身のインスタグラムを更新。「前も書いたように私は仕事が再開されつつも　大学のオンライン授業を引き続き受けていて　８年生で卒業がラストチャンスなのでがんばってはいるのですが……」（原文ママ）とつづっている。

「女優の仕事が忙しく、大学の授業になかなか出席できていなかったのでしょう。ただ、今年は新型コロナウイルスの影響でオンラインでの授業も受けられるということで、土屋には頑張って大学卒業を目指してほしいですよね。

　ただ、万が一中退となってしまっても。土屋はすでに超売れっ子女優。１１月２０日公開予定の映画『フード・ラック！食運』、２０２１年２月公開予定の『哀愁しんでれら』をはじめ、映画やドラマに引っ張りだこ。

　これまでは“あざとい”といったバッシングも少なくありませんでしたが、今回の『募金ラン』での奮闘もあり、土屋の好感度は急上昇。女優、バラエティ番組に加えて、来年開催予定の東京五輪に向けて、“マラソン女優”としてスポーツ番組やイベントなどへのオファーも殺到しそうですよね。女優でマラソン企画にもしょっちゅう出るなんて彼女くらいのもの。土屋は、ブルーオーシャンを見つけたと言えるかもしれませんよ」（前出のワイドショー関係者）

　常に全力で走り切り、視聴者を魅了する女優・土屋太鳳。８年生になってしまった大学も、最後まで走り切って卒業にこぎ着けてほしいが、はたして!?