８月２８日、７年半に及ぶ長期政権を築いた安倍晋三首相（６５）が辞任を表明した。

　首相官邸で記者会見を行った安倍首相は、持病の潰瘍性大腸炎が再発したと話し、「国民の負託に自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断した」と述べた。

　同日、ミュージシャンでタレントのＤＡＩＧＯ（４２）がツイッターを更新。

　辞任の意向を示した安倍首相に向けて、「安倍首相、長い間本当にお疲れ様でした」と労いの言葉を述べ、さらに「祖父竹下登と、安倍晋太郎先生は仲が良く祖父は安倍晋太郎先生を総理に出来なかった事を、ずっと悔やんでいた事を思い出します。お父様の分まで二度、総理大臣になられ、歴代最長の連続在籍日数。偉大な総理大臣でした。ありがとうございました」と、祖父である竹下元首相と安倍首相の父・晋太郎氏との交流について触れた。

「ＤＡＩＧＯは“竹下元首相の孫”という出自を明かしたことでタレントとしてブレイクしました。２０１６年４月には安倍首相が主催する『桜を見る会』に出席し、“総理と祖父の代からお世話になっていますとお話しました”とツイートしたことはありましたが、今回のように“直接的”な政治的発言をするのは初めてではないでしょうか」（夕刊紙記者）

■小泉進次郎以上に「政治家向き」!?

　ＤＡＩＧＯといえば、妻で女優の北川景子（３３）が４月２２日、自身の公式サイトで第一子を妊娠中で、今秋出産予定だと明かしたことも、大きな話題を呼んでいる。

　北川は「仕事につきましては今後も続けていく所存ですが、新型コロナウイルスの影響で現在は止まっています」、「世界的にも大変な状況ですが体調管理に十分留意しながら乗り切っていきたいと思います」と、ファンに向けて報告した。

「７月２８日発売の『女性自身』（光文社）では、ＤＡＩＧＯ・北川夫妻が出産に向けて、春に新居へ引っ越したと報じています。新居は都内有数の高級住宅街にあり、今後子どもの数が増えても十分な部屋数がある物件だといいます。価格は少なく見積もっても２億円。

　そしてこの物件を購入したのはＤＡＩＧＯの母親・内藤まる子さんが代表を務める会社。まる子さんは竹下登元総理大臣の次女。一族を挙げて、第１子の出産を待ちわびているということではないでしょうか。

　ＤＡＩＧＯは竹下元首相の孫であり、自民党内で強大な権力を誇った故・金丸信氏や小沢一郎氏（７８）とも親戚関係にあり、その家柄は超一流。一部では小泉進次郎環境相（３９）以上に“政治家に向いている”と考える人も少なくありません。竹下家だけではなく、多くの人がＤＡＩＧＯの政界進出を期待しているといいます」（前出の夕刊紙記者）

■堺屋太一氏もＤＡＩＧＯを政治家にしようと画策

　竹下家の政治的地盤である島根では、ＤＡＩＧＯの知名度と好感度は抜群。いずれは後継者としてＤＡＩＧＯに出馬してほしいという待望論もあると、以前から多くの週刊誌が報じている。

　ＤＡＩＧＯについて、ネット上でも「総理を労う言葉、品の良い言葉遣い、さすがしっかりした家系の方ですね」「祖父が総理大臣をやっていたから、世間の目に触れない総理大臣の苦労や大変さは普通の人より理解できるのかと思います」といった声も上がっている。

「ＤＡＩＧＯは誠実で礼儀正しく、誰に対しても分け隔てなく接してくれるのでスタッフ受けも非常にいいんです。また、全身から育ちの良さがにじみ出ていますよね。実は、竹下派からの流れをくむ小渕派会長・小渕恵三元首相の内閣などで、経済企画庁長官を務めた作家の故・堺屋太一氏も、ＤＡＩＧＯの素質に惚れ込んで、何とか政治家にしようと画策したともいいます。

　ＤＡＩＧＯの母親の会社が家を購入したこともあり、一族のバックアップ体制も整えられてきている。子どもが生まれて落ち着いたら、いよいよ政界に……という話も持ち上がっているのではないでしょうか。

　今回の安倍首相への労いの言葉についても、ＤＡＩＧＯがある程度“覚悟を決めたから”だともささやかれています。“ＤＡＩ語”風に言うと“政界進出ＭＴＮＳ（待ったなし）”というところではと。そうなると北川は代議士夫人として夫のＤＡＩＧＯをサポートしていくことになるのかもしれないですね」（民放キー局ディレクター）

　いよいよＤＡＩＧＯ・北川夫妻が政界に新たな風を吹き込む!?