８月３１日１６時より、嵐の５人に密着したＮｅｔｆｌｉｘのオリジナルドキュメンタリーシリーズ『ＡＲＡＳＨＩ‘ｓ　Ｄｉａｒｙ　－Ｖｏｙａｇｅ－』が、全世界同時配信された。

　第１２話となった最新エピソードのタイトルは「デジタルの世界へ」。

　これまで著作権や肖像権を守るため、ネットへの進出に消極的だったジャニーズ事務所だが、嵐のメンバー、特にグループのプロデュース及び演出を手掛ける松本潤（３７）が主導する形で、１年以上をかけて、ＹｏｕＴｕｂｅやＳＮＳ、サブスクリプション解禁に向けて準備を進めてきた。

　櫻井翔（３８）は「海外のファンが、気軽に、手軽にアクセスできるようにしたい。コンサート見たことない、楽曲に触れたことない人にもっと知ってもらいたい」と話した。

　さらに松本は「今までのファンは聴くこと、見ることに慣れているから、デジタルの速さ便利さも、実はいらない。でも、ここから１０年かからずにあらゆるところでＣＤを聴く習慣はなくなってくる。そういうときに、自分たちの音楽が無かったことにされるのが俺は悔しい」と、この先の１０年を見据えてネット、サブスクリプションを解禁するに至ったと思いを明かした。

■舞台袖で言葉を交わす大野、櫻井、松本

「２０１９年１１月３日、嵐のデビュー２０周年の記念日に嵐の５人は都内で記者会見を行い、ＹｏｕＴｕｂｅ、ＳＮＳ、サブスクの解禁を発表しました。ドキュメンタリーの最新エピソードでは、レギュラー番組『ＶＳ嵐』（フジテレビ系）の収録、アニバーサリーツアーのリハーサルと本番という目まぐるしいスケジュールの合間を縫って、準備を進める５人に迫っています」（女性誌記者）

　また、２０１９年１１月３日の記者会見は、ラストイヤーに向けて「５×２０ツアー」最終公演での大規模ライブビューイングの実施、アジア４都市を巡るキャンペーン「ＪＥＴ　ＳＴＯＲＭ」の敢行など、これまで準備してきた多くのサプライズを発表する舞台ともなった。

「記者会見に登壇する直前の舞台袖での５人の様子も、Ｎｅｔｆｌｉｘのカメラは映しているのですが、松本と櫻井、そして大野智（３９）の３人がそれぞれ気合いを入れるように会話を交わしているんです。

　ただ、３人の後方に立っている二宮和也（３７）は時折笑顔を浮かべるものの無言でうつむきがち。記者会見の舞台に出てくる直前にはさらに後ろにいた相葉雅紀（３７）が、二宮にちょっかいを出して、ようやく二宮が明るい表情になるんです。実は、こういった構図が別の場面でも見られたんです」（前出の女性誌記者）

■『Ｔｕｒｎｉｎｇ　Ｕｐ』ＭＶ解禁の瞬間も……

　その場面というのが嵐の配信限定シングル『Ｔｕｒｎｉｎｇ　Ｕｐ』のＭＶ解禁の瞬間だったという。同シングルのＭＶは、記者会見当日の午後９時に各サブスクリプションにて配信された。

「記者会見終了後、会議室のような一室で、嵐のメンバー５人と関係者らがＹｏｕＴｕｂｅのコメントを見ながら、ＭＶ解禁を待ちわびていたんです。その際にも松本、櫻井、大野の３人が横並びで、二宮と相葉の２人がその対面に横並びで座っていたんです。このときも、二宮が相葉に何かしら話しかけ、相葉が応えていました。

　２０１９年１１月３日といえば、二宮が結婚を発表するわずか９日前。二宮がこのタイミングで結婚を発表することに猛反対していたのが、大野、松本、櫻井の３人だという報道もありましたよね。櫻井は祝福コメントを出したものの、不本意ではなかったという話もある。

　もう１人コメントを出した相葉は、３人と二宮の間に立ち、グループの緩衝材として何とか４人の溝を埋めようと、唯一二宮に話を振るなどしていたと、当時の週刊誌などでは報じられています。そう考えると、Ｎｅｔｆｌｉｘのドキュメンタリーが撮っていた３対２の構図は、二宮の結婚に反対していた３人と二宮、相葉という対立構造が垣間見えた瞬間だったのかもしれないですね」（前同）

　次回配信のドキュメンタリーでは、二宮孤立の真相が明らかになる――そんな展開もあるのだろうか!?