ジャニーズ事務所の人気グループ・Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅ（セクゾ）の菊池風磨（２５）が、１０月１９日にスタートする日本テレビ系の深夜ドラマ枠「シンドラ」の１３弾『バベル九朔』（月曜深夜０時５９分）に主演することが明らかになった。

　菊池が連続ドラマで主演を務めるのは、２０１７年の同枠『吾輩の部屋である』以来、３年ぶり。

　原作者の万城目学氏は、『バベル九朔』のドラマ化にあたって、「主演は菊池風磨氏（Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅ）、１０月スタート。脚本を拝読しましたが、あの厄介極まりない世界をよくぞこのかたちに落としこんだと感服する、相当におもしろいストーリーに仕上がっています。ひたすらビルで繰り広げられる菊池氏の活躍が今から楽しみです」と、ドラマのできあがりと菊池の活躍に期待するツイートを行った。

　また、主演の菊池は「ドラマの内容や僕が演じる満大には、うちのグループや僕自身にも重なる部分があるなと思っていて。Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅも、もう少しでデビュー１０年目。ここまでやってきて、夢と現実の差とかが見えてくる中で、葛藤があったり、希望があったり……僕自身とリンクする部分もあるので、考えさせられる内容にもなるだろうなと思っています」と、作品と自分自身やグループを重ねつつ意気込みを語った。

■菊池はジャニーズファン以外からも支持

　菊池が久々にドラマで主演を務めることに、ファンからは「風磨くんーーー！！！　おめでとう！！！」「風磨くん　シンドラ枠２度目の主演おめでとう」「バベル九朔……あんなむちゃくちゃなストーリーをドラマ……風磨すごいな」といった歓喜の声が多数上がった。

　さらにファン以外からも「ドッキリＧＰも面白かったし、アイドルなのに振り幅あって好きです。楽しみにしてます」「ドッキリで、びっくりするようなイタズラを仕掛けられても、見事な返しで盛り上げた風磨くん。一生懸命なその姿に、一気に高感度上がりました」と、菊池の仕事ぶりを評価する声が上がっている。

「菊池は、８月２９日放送の『芸能人が本気で考えた！ドッキリＧＰ』（フジテレビ系）で、『泳いでいる最中に水着が消える』というドッキリを仕掛けられ、下半身が露わになってしまう場面があり大きな反響を呼んだんです。

　ジャニーズタレントであるにもかかわらず、その体当たりな姿勢やお笑い芸人顔負けのリアクション、切り返しが視聴者から好評で、ジャニーズファン以外の認知度も急上昇。ここにきて再びドラマの主演に抜擢されたのも納得ですよね」（女性誌記者）

■中島＆平野主演の『未満警察』に再評価の声

　セクゾメンバーの中島健人（２６）も、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ（キンプリ）の平野紫耀（２３）とともに、ドラマ『未満警察　ミッドナイトランナー』（日本テレビ系）で主演を務めている。

「同ドラマは第１話こそ平均世帯視聴率１１.２％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と２桁を記録しましたが、その後は１桁台を推移。ドラマには上半身裸や筋トレシーンなど、２人のファンにとっては嬉しいサービスシーンが多数ありましたが、ドラマをしっかり見たい視聴者からすると、違和感を覚える内容でもありました。

　日本テレビ内部でも“２人にはまだ早かったのではないか”といった声も上がるほど。しかし、中盤以降はおちゃらけた場面のみではなく、凶悪犯による凄惨な事件を追うという展開が続き、回を重ねるごとに“次回の放送が待ち遠しい”という声も上がるようになっています。ただの“アイドルドラマ”ではなく、骨太な“バディもの”として評価が高まっているんです。９月５日の最終回を待ち望む声も多く上がっていますね。

　また、２クール連続でセクゾの中島と菊池を主演に起用するとは、日本テレビもセクゾに相当期待をかけているということでしょうね」（テレビ誌ライター）

■日テレはキンプリ、フジはセクゾ

　国民的グループの嵐が今年いっぱいで活動休止することを受け、テレビ各局では“ポスト嵐”となりうるグループを囲って、深い関係性を築こうとしていると言われている。

「日本テレビはこれまで“キンプリ推し”と言われてきました。キンプリは２０１８年４月より朝の看板番組『ＺＩＰ！』にも出演し、冠コーナーも任されています。

　また、今年の『２４時間テレビ』のメインパーソナリティーにはキンプリから岸優太（２４）が起用されていますからね。ただ、中島に続いて菊池をドラマの主演に抜擢。ここにきて、日本テレビはセクゾともいい関係を築いていこうとしているのではないでしょうか」（制作会社関係者）

　これまでセクゾはフジテレビと密な関係を築いてきたと言われている。

　２０１９年１月にスタートしたフジテレビの『アオハル（青春）ＴＶ』には、セクゾの菊池と佐藤勝利（２３）が出演。番組は同年９月で打ち切りとなったものの、今年４月からはセクゾの冠番組『Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅの進化論』がフジテレビＴＷＯとスカパー！でスタートした。

■活動休止していた松島が復帰！

「セクゾはキンプリとキャラクターが被っているとささやかれたこと、ジャニーズ事務所がセクゾに来たオファーも“キンプリを使ってほしい”とキンプリを露骨に売り込んでいたという話もあり、ここ数年は低迷していると言われていました。ところが、少し前に、嵐を担当していたスタッフが彼らを見るようになり、現在、大規模な“テコ入れ”が行われているといいます。

　中島と平野の新プロジェクトもそうでしょうし、菊池のバラエティ番組への積極起用もその一環なのかもしれません。また彼らは、２０１１年１１月のデビューから所属していたレコード会社を離れ、海外展開も視野入れて新たなレコード会社に移籍しています。

　さらに、８月１２日には突発性パニック障害で活動休止していたメンバーの松島聡（２２）の活動再開も発表され、セクゾは今まさに“復調”してきていると言えるのではないでしょうか。日本テレビも“ポスト嵐”としてキンプリだけでなく、セクゾも候補として考えているのかもしれませんよね。

　そう考えると『ＶＳ嵐』のフジテレビ、『嵐にしやがれ』の日本テレビと、嵐の冠番組を抱える両局からセクゾは注視されているということにもなります。来年以降、日本テレビとフジテレビでセクゾの冠番組がスタートする、なんてこともあるかもしれないですね」（芸能プロ関係者）

　松島の復帰でますます期待が高まるセクゾの躍進。今後の５人の活躍からも目が離せない！