９月４日、俳優の田中圭（３６）が、今から約１か月前の８月３日に都内で泥酔してタクシーに乗車し、料金を支払えなくなったため、通報を受けた警察に保護されていたと、ＮＨＫが報じた。

　ＮＨＫの報道によると、田中は運転手が声をかけても起きないほど酔っていて、警察官が駆けつけても、ほとんど会話ができなかったという。

「田中は、今が旬の俳優とあって、このニュースはネット上でも大変な話題になりました。

　報道から２日後の９月６日に行われたドラマ『キワドい２人－Ｋ２－ 池袋署刑事課神崎・黒木』（ＴＢＳ系）の制作発表会に田中は出席。出演者たちがドラマのタイトルに絡めて“キワドいエピソード”を聞かれる場面もあったのですが、田中は“最近あったキワドい話だと、たぶん、あの……皆さん、もうご存じだと思うので、コメントは差し控えさせていただきます”とコメント。

　その後、江口のりこ（４０）が“キワドいことって。やっぱり全然思いつかなくてなんかないかなって思っているときに、Ｙａｈｏｏ！のニュースで圭くんのが出て”と再び泥酔報道に触れ、“笑い話やからこれは。わたしはそういう圭くんの豪快なところが好きだなと思っています”と絶妙なフォローをしました。ネット上でも“ただの笑い話として見事に回収されたんだね！”といった反応がありましたが、江口のイジりで田中も助けられたのかもしれませんね」（芸能記者）

■本人も睡眠時間を心配？

　ＳＮＳ上では、田中の泥酔報道に「笑い話では済まない。あまり軽く考えないほうがいい」と厳しい意見もあったが、「泥酔事件の事もあったし身体が心配です」など、田中を気遣う声も多数あったという。

「田中には、“あの泥酔はやっぱ相当な疲れが出てるんじゃないの？大丈夫？”“泥酔で警察沙汰って。しばらく休ませた方がよいのでは”といったコメントが相次ぎました。９月８日には、田中の主演ドラマ『先生を消す方程式。』（１０月３１日スタート。毎週土曜日夜１１時～、テレビ朝日系）の放送が告知されたのですが、この報道が出ると心配する声がさらに増えましたね」（前出の芸能記者）

　２０１７年４月１９日付の『ザテレビジョン』のインタビュー記事で田中は、当時ドラマ『警視庁・捜査一課長シーズン２』（テレビ朝日系）と『恋がヘタでも生きてます』（日本テレビ系）に掛け持ち出演していたことを聞かれ、「同時進行でいろんな作品をやることについては、今までも何度もありますし、慣れています」としつつ「問題はせりふの分量と、後は単純に睡眠の量かな？（笑）」と答えている。

「田中は、２０１８年に放送された『おっさんずラブ』（テレビ朝日系）で脚光を浴び、それまで以上に活躍するようになりました。

　現在、田中はバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』（日本テレビ系）の“ゴチになります”のレギュラーになっているほか、ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』（フジテレビ系）に出演中で、９月１１日からは『キワドい２人』の放送も始まり、番宣のため、各番組への出演もあります。その後も、『先生を消す方程式。』や『東京タラレバ娘２０２０』（日本テレビ系）、放送が延期になっている『らせんの迷宮 〜ＤＮＡ科学捜査〜』（テレビ東京系）、来年春に公開予定の映画『哀愁しんでれら』の仕事もあるそうで、とんでもない忙しさでしょうね」（前出の芸能記者）

■施されたら、施し返す!?

　睡眠時間を削るまでの奮闘ぶりなのだが、かつては、

「田中さんはブレイクするまでの期間が長く、仕事がほとんどない時期もあったといいます。２０１８年１１月の『女性セブン』（小学館）では、田中さんが賭け麻雀に興じていたと報じていますが、以前はかなりのギャンブル好きで、仕事がない時期には特に熱中。さらには借金を作ってしまったこともあったそうです」（芸能プロ関係者）

　借金を作るほど、賭け事にのめり込んだ田中。それを救ったのは、事務所の先輩で現在、取締役でもある小栗旬（３７）だという。

「小栗さんは、田中さんの借金を肩代わり。さらに、“このままだと俳優として終わる。ギャンブルから足を洗ってやり直せ”と諭し、田中さんは改心して、一念発起したといいます。

　田中さんはこのことを今でも感謝をしていて、『半沢直樹』（ＴＢＳ）よろしく、小栗さんへの“施されたら施し返す、恩返し“という気持ち、そして仕事がなかったときの分まで“倍返し”で仕事をして事務所に貢献しようと、必死に頑張っているのではないでしょうか。ただ今回、泥酔報道もありましたし、田中さんもそろそろ限界が近づいているのかもしれませんね……」（前同）

　仕事を休むのも、大事。無理をせず、田中には長く活躍してほしいものだが――。