父母合わせてGI13勝!あの名牝の娘の評価は⁉【POGの王道新馬予想】

日刊大衆

ジェラルディーナの母は牝馬三冠を達成したジェンティルドンナ
ジェラルディーナの母は牝馬三冠を達成したジェンティルドンナ

 今週から中山と中京の2場開催。天気がどうなるかが心配だが、いつものように新馬戦を取り上げる。 

 まずは土曜中京6R(芝1600m、牝馬限定)。POG的に最大の注目は、父モーリス、母ジェンティルドンナのジェラルディーナだろう。

 父はGI6勝、母は7勝(ともに国際GⅠ含む)という超良血馬で、3月の取材時にも注目の1頭だった。

 当時、牧場では「気性の激しさが激しいもののスピードがある」というジャッジだったが、新馬戦に向けての調整は順調なのだろうか。

「体はできているのですが、そこまでの奥の深さは感じられないというのが正直なところです。仕上がりは良いようですが、時計的にも平凡ですし」(栗東トラックマン)

 上位人気になることは確実だが、全幅の信頼は置けないという。

「というのも、結構メンバーが揃っているんですよね。藤原英厩舎のハッピーオーサム(乳ディープインパクト、母ウィラビーオーサム)のほうがレベルは上です。他にもスパークル(父エピファネイア、母アイズオンリー)やプロテアヴィーナス(父ディープインパクト、母ドリームフォンテン)あたりも強敵。その中でも穴で面白いのは、メイショウハボタン(父メイショウサムソン、母ブルーボックスボウ)。調教だけなら思わず勝負したくなる動きをしています」(前出の栗東トラックマン)

 血統は地味だが、派手な仕事をやってのけるか。

 それ以外の新馬戦の注目馬もチェックしていこう。土曜中山4R(ダート1200m)は1頭に注目。

「大外のフェアリーテイル(父アジアエクスプレス、母ノーブルリーズン)は子どもっぽさが残るのですが、走ることに前向き。併せ馬でも絶対に負けないんです。余裕がある走りをしていますし、この馬1頭で勝負してもいいと思います」(美浦トラックマン)

 続いては土曜中山5R(芝2000m)。

シングマイハート(父ハーツクライ、母シングライクバード)が長くいい脚を使いそうなタイプで、坂のあるコースが向きそうです。ブラウシュヴァルツ(父ブラックタイド、母マンドゥラ)も見栄えがする馬体で確実に走ってきそう。人気になりそうなマンオブカレッジ(父ハーツクライ、母カトマンドゥ)は、追い切りが全然良くないのですが、横山典弘騎手は騎乗予定をこの馬に合わせているんです。そこが不気味ですね」(前出の美浦トラックマン) 

 ■横山典弘騎手が付きっきりで調教を……

 日曜中山3R(ダート1800m)にも、横山典弘騎手騎乗の馬が気になるという。

ブルーガーデニア(父ダノンシャンティ、母フォレノワール)は、もともとは芝で予定していたのですが、横山騎手がダートにしてくれと進言したそうです。ずっとこの馬に乗っているので何かあるのかと思わせますね。ただ追い切り自体は、ロードミッドナイト(父カレンブラックヒル、母コンフォータブル)が素晴らしい。体が大きい割に緩さもなく、初戦から動きそうな芯が強いタイプですね」(前同)

 最後は日曜中山6R(芝1600m)。ここは人気に逆らえないようだ。

ゴスホーククレスト(父ゴスホークケン、母マルターズヒート)の動きが本当にすごかった。パンパンの良馬場なら、相当なスピードを見せそうです。あまりに動いたので人気になってしまうと思いますし、馬場がどうなるかが心配ですが、ここは1枚上ですね。相手にはアヴァノス(父ダイワメジャー、母エセンテペ)が初戦向きで走ってきそうです」(前同)

 今週は注目度という点ではやや見劣りするが、「走ってみたらかなり強かった」という結果になるかもしれない。

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