昭和の「激アツ刑事ドラマ」主役を総直撃<木之元亮>元漁師「5代目刑事デビュー」の恩人は松田優作 (2/2ページ)
木之元 僕がいるうちに山下真司、渡辺徹、三田村邦彦、沖雅也、神田正輝さんも入ってきましたね。
──そしてロッキー山脈での壮大な殉職を迎えます。
木之元 殉職シーンの演出は演じている役者の意見が尊重されるんですが、だいたい「撃たれるか、刺されるか」でしょ。だから「ロッキー山脈に行きたい」って言ったんですよ。幸い、番組が10周年ということもあり、飛行機が苦手な露口茂さん以外はそろってカナダに来ていただいて。さらに前後編の2週にわたったのもうれしかったですね。
──ロッキーに続いて、ベテランのゴリさん(竜雷太)もまさかの殉職でした。
木之元 番組そのものが10年やったから終わろうかという話もあったんです。だけど続投ということになり、さすがにゴリさんが「俺は10年やったから、もう殺してくれ」と直訴されたんですよ。
──ロッキーを卒業して、心境の変化はありましたか。
木之元 心境というか、卒業直後に「火曜サスペンス劇場」の一本に出まして。村川透監督のはからいで、劇中でヒゲを剃ることになったんですよ。家に帰ってびっくりしたのが女房で、だって知り合った時からヒゲ面でしたから(笑)。2人の子供も、不思議そうに僕の顔を見ていましたね。
──視聴者だけでなく、家庭内でも豪快なヒゲのイメージだったんですね。