カリスマ飲食プロデューサーに「金銭トラブル」(1)羽田の再開発計画で発覚 (2/2ページ)
Aのオファーは『設計と施工、それにB工事(空調や排水・排気、防水設備などの工事)を全て込みで3億8000万円の予算で請け負ってほしい』というものでした」
言うまでもなく、大きなビジネスだ。可能な範囲でコストを抑えれば、それがそのまま利益を生む。ただし、小林氏は一度この申し出を断ろうとした。
「着工前の重要な『確認変更申請』という、手続きに必須となる図面の提出日が迫っていたからです。期限は7月15日、半月後でした。当時のAは別の設計会社に『図面の提出には4カ月かかる』と言われ、途方に暮れていました。とはいえ、我が社にとってもチャンスであることは間違いない。最善を尽くそうと外注業者を各所あたり、『みらい開発』側の担当者とのネゴシエイトまで私がして、どうにか7月末まで期限を延ばし、提出のめどをつけることができた。こうして設計を請け負うことにしたのです」
そして、小林氏の決断を後押しした大きな要因はもう一つあった。それは『横丁』をプロデュースするのが、カリスマと称される飲食プロデューサー・X氏であったことなのだ。
※カリスマ飲食プロデューサーに「金銭トラブル」(2)に続く