無謀にも踏切を強行突破する人が続出。ニュージーランド鉄道局はこんなアイディアで注意喚起を促している
踏切を強行突破するニュージーランドの人々 image credit: youtube
遮断機がない踏切というのが存在するが、警報機が鳴り電車が近付いていることを承知の上で、強行突破する歩行者は決して少なくないようだ。
ニュージーランドの列車の運転手は、毎日そんな危険なニアミスと直面している。それは彼らにとって大きなストレスや打撃となるため、当局ではある方法を用いて強行突破する人たちへの警告を促した。
Every near miss has an impact - Rail Safety Week 2019
・遮断機のない踏切を歩行者が強行突破
ニュージーランドでは、遮断機がない踏切が複数存在する。そのため、遮断機の警報が鳴っていても、リスクを承知で踏切を渡る歩行者や車が絶えないようだ。
キウイ鉄道が公開している動画は、通行人の意識を高め、列車・鉄道の線路、踏切の周りの安全な行動を奨励することを目的とした毎年恒例の鉄道安全週間キャンペーンの一部だ。
その中には、電車が迫っているにも関わらず踏切を渡ろうとしている歩行者の姿がある。

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時に、列車がかけたキューブレーキがギリギリ間に合ったおかげで、歩行者は怪我無く渡りきることができるという背筋が寒くなるようなシーンも収められている。
こうした「ニアミス」は、毎日発生しているという。そしてその分、電車の運転手は大きなストレスと打撃を与えられているのだ。

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・当局がQRコードのついた記念碑を設置して注意喚起
踏切を強行突破する歩行者に、万が一渡り切れなかった時には大惨事を引き起こすということを認識してもらいたいと、ニュージーランド交通局と警察、Track Safe NZおよびキウイ鉄道は、歩行者への安全促進を呼びかけ、キャンペーンの一環として踏切の傍にニアミス記念碑を設置した。

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各記念碑にはQRコードがついており、通行人はそれをスマホでスキャンするとニアミスの動画を閲覧することができる。

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ベビーカーを押した母親が、列車が踏切に来る直前に踏切を横切っている映像や、寸でのところで列車と接触しそうになる歩行者の映像は、見る者をひんやりとさせる。

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こちらの運転手は、目の前にベビーカーを押した母親が踏切を渡る瞬間を見て、大きなトラウマを抱えることになった。
Every single near miss has an impact.
— KiwiRail (@KiwiRail) August 10, 2020
Close calls take a huge toll on train drivers and those who narrowly miss death. This video tells their story.
Please stay safe around trains and cross with care - Kia tūpato te whakawhiti#railSAFE pic.twitter.com/F3DMYKcn3s
キウイ鉄道のCEO(最高経営責任者)グレッグ・ミラー氏は、このように注意喚起を促した。
日常的に列車の運転手は、こうしたニアミスに直面しており、多大なストレスと打撃を与えられています。
多くの場合、歩行者は数秒のニアミスで死や怪我から逃れていますが、大惨事にならずに済んだのは単に運が良かっただけです。
こうしたニアミスの連続は運転手だけでなく他の鉄道スタッフや、それを目撃した人たちにもトラウマを残すことに繋がるので、どうか踏切を渡る時には十分気を付けて、命のリスクを背負わないでください。
written by Scarlet / edited by parumo