「最近、ヒカキン（３１）がいくつかのテレビ出演のオファーを断っているといいます。今まで、わりと出演には前向きな方だったんですが……」

　と語るのは放送作家。ヒカキンといえば、メインチャンネル『ＨｉｋａｋｉｎＴＶ』のチャンネル登録者数が８６７万人（９月１３日現在＝以下同）を誇り、日本のＹｏｕＴｕｂｅｒの第一人者としても知られる。

　近年ではテレビで目にする機会も増え、最近では７月１５日放送の『ホンマでっか！？ＴＶ』（フジテレビ系）に出演している。

「ヒカキンが、テレビ出演を断っている理由は、“ステイホーム”です。ヒカキンは小池百合子都知事（６８）と組んだこともありましたし、ステイホームを推奨している立場だからだといいます」（前同）

■大反響だったヒカキン×都知事

　４月１０日、ヒカキンはＹｏｕＴｕｂｅに『小池都知事にコロナのこと質問しまくってみた【ヒカキンＴＶ】【新型コロナウイルス】』との動画を投稿。小池都知事との対談が実現している。

「この動画でヒカキンは若者代表として小池都知事と対談し、“日本で若者の重症者は出ている？”や今出来ること、やるべきことは？”といった素朴な質問をしました。この動画の再生数は現在までに約１０８５万回と大反響です」（ＷＥＢ編集者）

　このヒカキン×都知事の動画コラボは、ヒカキンからの呼びかけで実現した、と４月１０日付の『ＢｕｚｚＦｅｅｄ』は報じている。

「ヒカキンは３月２８日に『若いみんなへ、ヒカキンより。』という外出自粛を呼びかけるなどした動画を投稿し、ツイッターでも動画を告知しました。これに小池都知事がツイッターで“ヒカキンさんから若い世代のみなさんへ、外出自粛の呼びかけ。感謝します”と反応したことから、ヒカキンがコラボを呼びかけたそうです」（前同）

■コロナ禍で出演した番組は…

　コロナ禍でも、ヒカキンは７月１５日の『ホンマでっか!?ＴＶ』をはじめ、８月２２日から２３日にかけて放送された『２４時間テレビ』（日本テレビ系）、７月４日の『青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ今聴いて欲しい ぼくたちのハーモニー』（フジテレビ系）、５月２３日と３０日は『マツコ会議』（日本テレビ系）といった番組に出演している。

「『２４時間テレビ』と『マツコ会議』はリモートでの出演でしたから、“ステイホーム”で問題ない。『ホンマでっか！？ＴＶ』はスタジオ収録で、隣との出演者の間にアクリル板が設けられていており、感染防止策が施されていました。

『ハモネプ』もスタジオ収録だったようですが、番組冒頭、ネプチューンの堀内健さん（５０）が、クロマキーをオフにするよう呼びかけたところ、隣の出演者との距離を取りつつ、さらにアクリル板を設置して収録している様子が映し出されました。こうした対策は司会のネプチューンだけでなく、ゲストのヒカキンさんにも同様に取られていたのではないか、と思われます。

　このように、ステイホームが呼びかけられてからの番組でも、対策がしっかりとれている番組には出演しているようですね。オファーを断っている番組には、屋外でのロケや、スポーツ性があるものなど、ソーシャルディスタンスが確実に取れない、という判断があったようです」（前出の放送作家）

■“ほぼ密コラボ”には批判も！

　ヒカキンは、８月２５日に佐藤健（３１）との動画『【佐藤健×ヒカキン】まるお＆もふこをお風呂で２匹同時にシャンプーしたらもはや運動会ｗｗｗ』、８月１４日にはサッカーの長友佑都選手（３３）との『【閲覧注意】超虫嫌いな長友さんｖｓヒカキンで虫食いバトルやったら放送事故ｗｗｗ【３本勝負】』など、この夏に多くのコラボ動画を公開している。

「ケイティ・ペリー（３５）とのコラボのように、リモートのケースもあったのですが、佐藤や長友らとのコラボは直接会って、マスクなし、かなり近距離で動画を撮影しています。

　今までコロナに関する呼びかけも行ってきたのもあってか、“小池さんとコラボしてあれだけコロナの危険性を配信してたのに最近毎回コラボやね！もーコロナは飽きたんかいな！”や“あんなに散々コロナコロナゆーといてめっちゃコラボしてるＨＩＫＡＫＩＮってなんなんマジで”などの声も、ネット上では見られます。こうした疑問の声をヒカキンは知って、自ら強く打ち出した“ステイホーム”を、改めてを気を引き締めてやろうと考えているのかもしれませんね」（前出のＷＥＢ編集者）

　さすが、トップＹｏｕＴｕｂｅｒ・ヒカキン。まだまだ、彼の天下は続くのかも。