韓国ドラマ『愛の不時着』（ネットフリックス）で世界的人気を獲得した俳優のヒョンビン（３７）が、次回作となる映画『交渉』の撮影を終え、９月１２日の午後、ヨルダンから韓国に帰国した。

「ヒョンビンは今年の７月１３日、共演者らと共にチャーター機でヨルダンに出国し、撮影をスタートさせていました。ヒョンビンの今回の役どころは、中東で発生した拉致事件の犯人から韓国人被害者たちを助け出す国家情報院の要員役。新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影も延期になっていたのですが、約２か月に及んだヨルダンでの撮影を無事に終えたようです。１２日に韓国の仁川国際空港に帰国した際には、多くの報道陣が出迎えました」（女性誌記者）

　ヒョンビン帰国を報じる画像や動画は、瞬く間に世界中に配信された。

「ヒョンビンは今どきの韓国人俳優にしては珍しく、個人のＳＮＳアカウントを持っていません。そのため、素のヒョンビンの姿を見られる貴重な機会とあって、彼が出入国する空港での報道を心待ちにしているファンも多いんです」（前出の女性誌記者）

　空港パパラッチは韓国芸能界ではおなじみ。その際に注目されるのが、芸能人たちの私服の“空港ファッション”だ。

■ヒョンビンと嵐・櫻井翔の意外な共通点

「ヒョンビンの“空港ファッション”ももちろん注目の的なのですが、実は彼、“私服がちょっと残念なタイプ”としてファンたちの間では有名なんです。ちなみに、今回の帰国ファッションは、黒い帽子に黒いマスク、スポーツブランド『アンダーアーマー』のＴシャツに短パン＆スパッツというスタイルでした。まるでスポーツ選手のオフのような服装で、やはり今どきのおしゃれとは程遠いコーディネートでしたね。しかも、黒のスパッツの足元に合わせた白の靴下が　“おじさんファッションのようでダサイ”との声も上がっていました」（前出の女性誌記者）

　その他、ＳＮＳ上にはこんなコメントが。

「“ヒョンビン氏の私服はもはやネタ”“さすがファッションテロリスト”などの意見も見られました。ただ、ヒョンビンのファンたちにとって、ちょっとダサイ彼のファッションはむしろ好意的に据えられているんです。

　“ヒョンビンの私服がダサいってニヤけた”“演じてる時とのギャップに萌える”“私服ダサイのすら愛らしい”など、いつも完璧なヒョンビンがファッションには無頓着なさまは、可愛らしいチャームポイントに思えるようです。日本の芸能人でいうと、嵐の櫻井翔（３７）の私服の残念感が、むしろファンたちに好意的に受け入れられているのと同じ感覚でしょう」（前同）

　ちなみに、ヒョンビンと櫻井翔はともに１９８２年生まれと共通点も多い。

■ヒョンビンの“空港ファッション”がコレ！

　ファンたちが“愛らしい”“萌える”と歓喜の声をあげるヒョンビンの過去の“空港ファッション”を紹介しよう。

　２０１９年５月、『ヒョンビンファンミーティングツアー　ｉｎ　ＨｏｎｇＫｏｎｇ』のために、香港国際空港に到着したヒョンビン。この日のファッションは、全身黒のラフなスタイルに、グレーの長め丈のジャケットを合わせたシンプルなスタイル。シンプルで清潔感があるものの、ファッションへのこだわりや情熱は感じられず……。

※写真：アフロ

■“敏腕デカ”のようなヒョンビン！

　２０１８年２月、ミラノで行われるファッションショーに出席するため韓国の仁川国際空港から出国する前のヒョンビン。襟に大きなボアの付いた革ジャンに黒の細身のパンツ、足元はブーツを合わせた私服を披露。まるで警察ドラマの敏腕刑事のようなファッションが渋すぎる！

写真：アフロ

■２０代後半の若々しいファッション

　２０１１年２月、ベルリン映画祭に参加するため仁川国際空港に現れたヒョンビン。この時はまだ２０代後半で、今よりかなりカジュアルなファッション。大きなサングラスにレザージャケット、デニムパンツが若々しく、まるで学生のよう。

※写真：Ｓｐｏｒｔｓ　Ｃｈｏｓｕｎ／アフロ

　たしかに劇中のヒョンビンと比べ、私服のヒョンビンは、完璧すぎないリラックス感で可愛らしい印象がある。そこがまた世界中の女性が虜になる魅力のひとつなのかもしれない。