９月１２日、Ｓｎｏｗ Ｍａｎのラウール（１７）が、２０２１年夏に公開予定の映画『ハニーレモンソーダ』で映画単独初主演を務めると発表された。

　同作は雑誌『りぼん』（集英社）で連載されている人気漫画が原作。ネット上では「めっちゃ嬉しい！」などラウールの初主演を喜ぶ声があった。

「これを取り上げたメディアの中に、“１月２２日に６人組『ＳｉｘＴＯＮＥＳ』と同日ＣＤデビューし、ミリオンヒットを記録。勢いめざましい２グループ１５人の中でも、単独映画主演は一番乗り”と報じたところがあったといいます。

　これにＳｉｘＴＯＮＥＳファンが、森本慎太郎（２３）が２００９年公開の映画『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』で単独主演を務めたことを引き合いに、“スノストでの主演一番乗りはラウールではなく森本慎太郎”“うちの天使の慎ちゃんが１番乗りだよ？それは譲れん！！”などと反論する投稿が相次ぎました」（女性誌記者）

■デビューが同時だっために…

　１月２２日にジャニーズ史上初めての同時デビュー前を果たしたＳｉｘＴＯＮＥＳとＳｎｏｗ Ｍａｎ。デビュー時に「ライバルがいるって最高だ」とのコピーが書かれた広告が掲出された。

「デビューシングル『Ｉｍｉｔａｔｉｏｎ Ｒａｉｎ／Ｄ．Ｄ．』には両グループの楽曲が収録され、ＮＴＴドコモの『新体感ライブキャンペーン』にも２組揃って起用されるなど、何かと一緒になる機会があったんです。ファンはこうした状況を“セット売り”と呼び、嫌がる人も少なくないんです」（前出の女性誌記者）

　セット売りを嫌がるあまりなのか、

「ＳｉｘＴＯＮＥＳ、Ｓｎｏｗ Ｍａｎに関する報道があった際、それを報じたニュースサイトのコメント欄で双方のファンが小競り合いのような状態になってしまうこともあるようです」（前同）

■先輩参加の曲でも…

　８月１２日にシングルＣＤとしてリリースされた、全１５組７５人のジャニーズタレントが参加する期間限定ユニット「Ｔｗｅｎｔｙ★Ｔｗｅｎｔｙ（通称：トニトニ）」が歌うチャリティーソング『ｓｍｉｌｅ』。ここでも、ＳｉｘＴＯＮＥＳとＳｎｏｗ Ｍａｎを巡って一騒動あったという。

「この歌のパート割りが明らかになったとき、ＳｉｘＴＯＮＥＳとＳｎｏｗ Ｍａｎが２グループ合同で１フレーズのみだったんです。これにファンが反応し、“スノスト一緒なの？？スノスト分けてほしかった”“歌割り少ないのはいいとして、どうしてスノスト一緒に歌わなきゃいけないの？”といった不満が出てきたんです」（前出の女性誌ライター）

　トニトニには２グループ以外に、Ｖ６、ＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓ、嵐、ＮＥＷＳ、山下智久（３５）、関ジャニ∞、ＫＡＴ－ＴＵＮ、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ、Ｋｉｓ－Ｍｙ－Ｆｔ２、Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅ、Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚ、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ、ジャニーズＷＥＳＴが参加している。

「先輩グループが多く参加しているので、“年功序列的にしょうがないかなと思う”との見方もありました。ただ、デビューシングルのようなセット売り嫌気がさしたファンからは“スノストもそろそろ一緒にすんのやめな？”との反応もありましたね」（前同）

■デビュー曲の縁で

　６月９日に発表された、２０２０年サンリオキャラクター大賞の結果。ここで、６位にランクインしたＹＯＳＨＩＫＩＴＴＹが注目を集めた。

「ＹＯＳＨＩＫＩＴＴＹは、Ｘ ＪＡＰＡＮのＹＯＳＨＩＫＩとハローキティがコラボして誕生したキャラクターで、根強い人気があります。ただ、コラボキャラクターという性質上、ＹＯＳＨＩＫＩが好きだから入れるという人も当然いて、“組織票入ってる”といった声が毎年のように出てくるそうです。ただ、今年に限っては、少し事情が違ったんです。

　ＹＯＳＨＩＫＩはＳｉｘＴＯＮＥＳのデビュー曲『Ｉｍｉｔａｔｉｏｎ Ｒａｉｎ』の作詞・作曲・編曲を手掛けた縁があります。ＹＯＳＨＩＫＩは、４月２５日放送のラジオ番組『ＳｉｘＴＯＮＥＳのオールナイトニッポンサタデースペシャル』にゲスト出演し、ＹＯＳＨＩＫＩＴＴＹへの投票をリスナーのＳｉｘＴＯＮＥＳファンにも呼びかけています」（前出の女性誌ライター）

■ついに場外乱闘!?

　こうしたＳｉｘＴＯＮＥＳファンへのアピールが功を奏したか、５月１２日に発表された中間発表ではＹＯＳＨＩＫＩＴＴＹは５位、最終順位では６位と健闘を見せた。

「一方で、Ｓｎｏｗ Ｍａｎのファンも“シナモンに皆投票しよ？？まぁスノ担ならね？？”とツイッターで呼びかけるなど、１位になったシナモロールに投票する動きがあったようです。以前から、メンバーの渡辺翔太（２７）がシナモロールと似ている、という声があり、ＹｏｕＴｕｂｅの動画で渡辺とシナモロールが共演するといったこともありました。こうした経緯もあってか、シナモロールが１位に輝くと“シナモロール１位なの絶対スノ担やん”との声もあったんです」（前出の女性誌ライター）

　両グループのファンで応援するキャラクターが分かれたせいか、「スト担によるＹＯＳＨＩＫＩＴＴＹとスノ担によるシナモロールの対決だな？」との声もあった。

「両グループのファンの動きについては、“サンリオのキャラ投票にスノスト対決を持ち込むなって思う”など批判的な声も寄せられていましたよ」（前出の女性誌ライター）

■冠番組めぐり「なんでストより先に」

　２月２８日、Ｓｎｏｗ Ｍａｎが地上波初の冠番組『それＳｎｏｗ Ｍａｎにやらせて下さい』（ＴＢＳ系）が３月２５日に放送されるとグループの公式ＹｏｕＴｕｂｅの中で発表した。

「Ｓｎｏｗ Ｍａｎのファンからは当然、“冠番組決まったね～！楽しみ”“冠番組決まった動画今みたんだけど、少しずつ夢が叶っていくのをみて、気づいたら涙がでてた”など喜ぶ声などが多数ありました」（前出の女性誌記者）

　一方のＳｉｘＴＯＮＥＳは、４月４日からラジオ冠番組『ＳｉｘＴＯＮＥＳのオールナイトニッポンサタデースペシャル』（ニッポン放送）が放送されているが、テレビの冠番組は９月１７日現在もない。

「『それスノ』の放送が決まった当時、ＳＮＳでは、“Ｓｎｏｗ Ｍａｎよりも先にＳｉｘＴＯＮＥＳに冠番組を持ってほしかった”といったコメントや、中には“なんでストより先にお前らが冠持つんだよ。しかも地上波とか意味わかんねぇよ”と、かなり過激な言葉を投稿していた人まで出てくる始末で手……」（前同）

■ファンクラブの数でもバチバチ…

　　２０１９年１１月２０日、デビューに先駆けてＳｉｘＴＯＮＥＳとＳｎｏｗ Ｍａｎのファンクラブが発足。

「昨年１２月の時点で、ＳｉｘＴＯＮＥＳの会員数が１７万人、Ｓｎｏｗ Ｍａｎが１１万５０００人と、５万５０００人の差がついていました。その後もＳｉｘＴＯＮＥＳが会員数で優勢だったのですが、今年２月１２日にはＳｎｏｗ Ｍａｎのファンクラブ会員数が１日で２万人も増え、２０万人を突破。ＳｉｘＴＯＮＥＳのファンクラブ会員数をＳｎｏｗ Ｍａｎが上回ったんです」（前出の女性誌ライター）

　このニュースにＳｎｏｗ Ｍａｎのファンは「ファンクラブ会員が２０万人超えおめでとう！」といったコメントをツイッターに寄せた。

「一方ＳｉｘＴＯＮＥＳのファンは、２月１０日にＳｎｏｗ Ｍａｎが、アジアツアーの開催と日程を発表していたことから、“Ｓｎｏｗ ＭａｎがＳｉｘＴＯＮＥＳのファンクラブ会員数を越したところでって思う。滝沢のオキニだしアジアツアー決まったからそうなったんじゃない？”との反応が見られました」（前同）

■想定外の文春砲

　両者については、もっと直接的な対立もあった。２０１９年８月２３日付の『文春オンライン』によると、都内の飲食店にＳｎｏｗ Ｍａｎの深澤辰哉（２８）、向井康二（２６）、ラウールの３人が集まった。その席で３人がＳｉｘＴＯＮＥＳについて「あいつらは日本じゃ人気ないからな」と話していたという。

「この報道にツイッターでは“一緒に頑張ってきたＳｉｘＴＯＮＥＳにそんなこと言うわけない”“ふっかさんがそんな事いう人じゃないし”といった、報道を信じないというコメントもあった一方で、“ストストお互い頑張ってきた仲やろ？やのによくそんな事言えるな”“日本じゃ人気ないとか言ってるのほんとかどーか知らんけど少なくともあなた達と同じくらいはありますよ、ワンチャン上ですしね”など、Ｓｎｏｗ Ｍａｎに対しての怒りを見せた人もいましたね」（前出の女性誌ライター）

　レコード会社関係者は話す。

「ジャニーズ事務所としては、同時デビューの彼らを競わせ、両グループに切磋琢磨して大きくなっていってもらおうという戦略ですよね。実際、それは奏功しており、ＣＤはヒットしていますし、今年のＮＨＫ『紅白歌合戦』は、両グループとも出場は間違いないと言われています。

　両グループのファンを巻き込んで、というのも戦略だったでしょう。しかし、そこが苛烈化しているのも事実。Ｓｎｏｗ ＭａｎメンバーがＳｉｘＴＯＮＥＳ批判を行っていたという報道が出たのは完全に想定外のことでしょうし、今後はもう、ライバル関係を煽るというようなことはしないかもしれませんね」

　両グループはよりビッグになって、ジャニーズを牽引していく存在となるだろうか!?