何を数えてるの?イケメンを意味する「二枚目」の語源は歌舞伎の役者看板にあり (2/3ページ)
そして三枚目の看板には道化を演じる役者を充てるのがお決まりで、こちらもそのままお調子者一般を表す言葉に転じています。
で、普段はなかなか聞かない四枚目も存在しており、中軸(なかじく)と言って座頭(ざがしら。一座の支配人)に次ぐナンバー2の実力派俳優が描かれました。
五枚目から七枚目にかけては敵役(かたきやく)、実敵(じつがたき)、実悪(じつあく)と呼ばれる文字通りの悪役が続きます。
それぞれの違いについて紹介すると、敵役は主人公と敵対するやられ役(必ずしも悪ではない)、実敵は敵でいながら実(じつ。信念や誠実さ、あるいは憎めない要素など)のある役、そして実悪は実に悪どい黒幕的な人物……と言ったところでしょうか。
そして最後の八枚目に座頭(ざがしら)が出てきて一座を〆る、と言った具合です。
終わりに要するに、二枚目とは歌舞伎一座の看板であり、それぞれに決められた役割を示すものだったようです。