その日その日家族は現れなかった。ドタキャンされた保護犬が新たなる飼い主に巡り合うまでの物語(コロンビア) (1/3ページ)
引き取り当日にドタキャンされた子犬の物語 image credit:rescatamebogota/Instagram
保護施設にいた生後3か月の小犬は、その日を楽しみに待っていた。もうすぐ永遠の家族となる飼い主たちが迎えにきてくれるからだ。
施設側では、この日のためにタキシード風のスカーフを用意してあげた。かわいく着飾った子犬は興奮を抑えきれない様子だった。
ところが...
待てど暮らせど家族はやってこなかった。引き取り当日になって、犬を引き取れないと急遽キャンセルされたのだ。
・準備万端で待っていた子犬、引き取りをキャンセルされる
コロンビアのラ・カレラにある非営利の動物保護施設『Fundacion Rescatame』は、9月9日Facebookで、悲しい出来事をシェアした。
首都ボゴタの近くにある街で保護した生後3か月の子犬「ヴィセンテ」は、この日永遠の家族となる飼い主からお迎えが来るはずだった。
ところが、どれだけ待っても家族は現れなかった。実は、お迎え日当日になって、養子縁組先が急遽キャンセルをしてきたという。
ヴィセンテは、施設のスタッフにお風呂にも入れてもらって綺麗にしてもらい、タキシード風のスカーフをつけ、準備万端で新しい飼い主を待っていたが、結局行き場のないままこの日を終えることになってしまった。
施設スタッフによると、ヴィセンテと養子縁組をした男性は当初、申込用紙を提出し、飼い主となる審査もスムーズに合格。ある時は身内をつれて施設に訪れ、ヴィセンテを抱っこしたりして可愛がっている様子だったそうだ。
しかし、当日にまさかのキャンセルとなり、Facebookのアカウントには施設スタッフが悲しみの言葉を綴っている。