「トップ5%社員」はここが違う。これからの時代に評価される人材の習慣とは (2/2ページ)

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「5%社員」は8割程度でスタートする

また、同様に完璧を求めすぎるということも生産性低下を招く。確かに準備を完璧にすれば安心感を得られるが、その分、かなりの時間を取られてしまうだろう。一方、実は「5%社員」は、完璧を求めずに、8割程度の完成度で動き出し、反応を見ながらチューニングしていくスタイルを取っている。PDCAを回すサイクルが早いのだ。

さらに、あえて小さな失敗をする「5%社員」もいるという。「5%社員」が重視しているのは、一発の成功や失敗ではなく「再現性」だ。小さな失敗を上手に経験していき、どのようなパターンになると失敗するのかを知っておくことで、大きく動く時のリスクを最小限にとどめられることを知っているのだ。

■生産性の高い人になるには、常に振り返り、良い方法を探す習慣が必要

「再現性」を見つけられることは、評価されるための重要なポイントである。その人のスキルや能力となるからだ。例えば、パワーポイントの資料作成において、「この部分を抑えておけば」という勘所を知っておけば、余計な情報を集めたり、データを載せたりするなど、無駄な時間を費やさなくてもよくなる。

生産性向上とは「より短い時間でより大きな成果を出し続ける」こと。短い時間の中で、常に成果を出し続けられる人材こそが、今の「評価される人」であり、「5%社員」ということになる。

そして彼らは習慣として、成功をしても、失敗をしても、必ず振り返りをして、「どうしてこうなったのか」と原因を把握し、もっと良い方法はないかを模索する。これができなければ、「再現性をもった人」ではなく「同じことしかできない人」になってしまう。安定して成功し、成長し続ける人こそが、「5%社員」たりえるのだ。

「5%社員」は能動的で、意欲的で、無駄を嫌い、そして目的のみを見ている。誰かの顔色をうかがうことなく、失敗を恐れることもない。むしろ、失敗は成功するための実験ととらえている。そんな像が浮かんでくる。

「95%社員」からすると、こうしたスーパーな人材になるのは難しいと思うかもしれない。しかし、本書に書かれている「5%社員」の習慣を少しずつ取り入れていくことで、少しずつ近づいていけるはずだ。

働き方改革が叫ばれて約5年。そして、このコロナ禍で、自分の働き方について考え直した人も多いだろう。価値観の大きな変化が起きている中で、評価される人材の定義も変わりつつある。今こそ、「5%社員」の習慣を身につけ、生産性の高い仕事をしていきたいものだ。

(新刊JP編集部)

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