９月２０日に投稿した動画『【お知らせ】ＹｏｕＴｕｂｅの活動をしばらくお休みします』で、同月２１日から２７日までの動画投稿休止を発表した、雨上がり決死隊の宮迫博之（５０）。２８日から投稿を再開したものの、その勢いは衰えを知らない。

「９月２８日にヒカル（２９）とのコラボ動画『撮影中に門りょう＆宮迫の様子がおかしいと、ヒカルくんから関係について疑われました。。』を投稿して以降、１０月２日までに５本の動画を公開しています。いずれの動画もまだ公開から１週間経っていませんが、ほとんどの動画が数十万回再生されています。

　また、９月２９日投稿の『【ドッキリ】宮迫の愛車を勝手に激ヤバ宣伝カーに改造してみました』では、宮迫の愛車のＢＭＷをＹｏｕＴｕｂｅの宣伝カーに変えられるドッキリを仕掛けられるなど、身を削った企画も健在です。

　配信を１週間休んでも、今の宮迫にはなんの影響もなさそうですね」（ＷＥＢ編集者）

■コラボもオリジナル曲も絶好調！

　２０１９年に起きた闇営業騒動以降、地上波テレビに復帰できないでいる宮迫だが、１月２９日から再起の場所として選んだＹｏｕＴｕｂｅで好調を維持し続けている。

「開始当初こそ、“ＹｏｕＴｕｂｅをなめてる”といった声もあったのですが、開設２本目の動画『ＹｏｕＴｕｂｅｒのヒカルさんと初コラボしました』からヒカルとのコラボを開始。その後もレペゼン地球とのコラボが話題になったり、“嫁迫”と呼ばれる宮迫の妻が動画が登場するようになったり、多くの話題を振りまいていきました」（前出のＷＥＢ編集者）

　そして、宮迫は７月５日に大台であるチャンネル登録者数１００万人を超えた。

「宮迫は、得意の料理や歌を活かした動画も公開していきました。６月１４日にはコンビ名を彷彿とさせるオリジナル曲『雨あがり』のミュージックビデオを投稿し、１３０万再生（１０月２日現在＝以下同）と好調。宮迫ならではのコンテンツでさらに多くのファンを獲得していきました」（前同）

■宮迫に“お笑いＹｏｕＴｕｂｅｒライバル”現る？

　快進撃を続けるそんな宮迫に、ライバルとも言える存在が現れたという。

「狩野英孝（３８）でしょう！　狩野は２０１９年１２月３１日にＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを開設していたんですが、当初は再生回数が１０万回に満たない動画ばかりでした」（ＩＴライター）

　低迷が続いた狩野のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルだったが、状況が変わったのが、４月に行ったゲームをプレイする生配信だったという。

「狩野は４月１３日に行った生配信『【＃１】ＥＩＫＯがデッドバイデイライトを生配信！【ゲーム実況】』で、『Ｄｅａｄ ｂｙ Ｄａｙｌｉｇｈｔ』という人気ホラーゲームをプレイ。このとき、何が原因なのかわかりませんが、ゲームのキャラクターが狩野の意思に反して、勝手に動く現象が発生。

　この不具合に振り回される狩野のリアクションが面白いと話題になり、配信で狩野が発した“勝手に斧振らないで！”とのフレーズがネットで流行するまでになりました。この配信からチャンネルの人気に火がついて、弾き語り動画などゲーム以外のコンテンツの再生回数も伸びるようになったんです」（前同）

■宮迫と狩野に共通する「テレビ」への想い

　現在、チャンネル登録者５８万人という大人気芸人ＹｏｕＴｕｂｅｒとなった狩野だが、先に人気を獲得した宮迫と共通点があるという。

　民放キー局バラエティ番組関係者は、

「実は、宮迫さんと狩野さんはＹｏｕＴｕｂｅに動画をアップする時間が、自分がお世話になった番組と被らないようにしているんですよ」

　と話し、こう続ける。

「宮迫さんは、ずっとＭＣを務めてきた雨上がり決死隊の代表番組『アメトーーク！』（テレビ朝日系）の放送時間には、絶対に動画をアップしないようにしているといいます。今は相方の蛍原徹さん（５２）が一人ＭＣで頑張っていますし、今後、どうしても復帰したい番組でしょうから、不義理にならないように気を遣っているということもあるのでしょうが、やはり番組への感謝が強いため、被らないようにしているそうですよ。

　狩野さんも同様なんです。彼は動画の生配信もよくやりますが、火曜深夜に放送される『ロンドンハーツ』（テレビ朝日系）とは被らないようにしているといいます。狩野さんの出世番組である『ロンハー』に感謝の気持ちを込めて、配信時間をずらしているんです。

　テレビの世界では同時間帯の番組に出る“裏被り”は絶対ＮＧ。ただＹｏｕＴｕｂｅはいつでも見られますから、投稿時間はあまり関係ないとも言えますが、２人ともテレビで活躍を続けてきたからこそ、自分なりの礼儀として、裏被りをしないように気をつけているのでしょうね」（前同）

　言われてみれば、さすがの気遣い。やはり、ＹｏｕＴｕｂｅでも成功するためには、礼儀が大事だった！？