１０月２日放送の『全力！脱力タイムズＳＰ』（フジテレビ系）に嵐の二宮和也（３７）とサンドウィッチマンの伊達みきお（３６）が出演した。

　今回、同番組のファンだという二宮がスペシャルゲストとして登場し、ＭＣのくりぃむしちゅー有田哲平（４９）は「『脱力タイムズ』っていう報道番組にわざわざ出ていただきまして」と恐縮。

　この番組は報道番組風のバラエティだが、二宮も「この番組ありきでフジテレビの報道は成り立っている」と断言し、伊達はそんな２人に「報道じゃねぇし」とツッコんでいた。二宮は、最近番組の内容に不満を感じているといい、「放送６年目の脱力タイムズを考える」という企画で、過去の放送を振り返りながら番組の問題点を挙げていった。

■「二宮くんも気をつけたほうがいいよ」

　最初に二宮は「報道番組なのに、報道に関する話題が少なすぎる」と指摘、再び伊達から「本当に見てんの？」とツッコまれていた。有田は「取り上げているつもりでやってますけどね」と首をひねっていたが、リモートで出演していたコメンテーターの五箇公一氏は「報道番組としての権威が、全然失いつつあるんじゃないか」と二宮に同調し、メインキャスターである有田の責任も大きいと厳しい口調で追及した。

　有田は「僕ですかね？」「そこは反省してきましょうか」と渋々認めたが、ＣＭが明けると五箇氏が映っていたモニターが真っ暗になっていた。

　その後も二宮から「報道番組なのに誤植が多すぎる」など番組内容を厳しく批判。それに同調し、有田の責任に言及したコメンテーターたちが、有田の職権乱用でＣＭ明けに次々と姿を消し、代わりにクマのぬいぐるみが座らされているという事態が繰り広げられた。

　伊達は「有田さん“出ていけ！”って言った」「五箇先生もそうだったんだ」「強制的に退出させられてましたよ」「意見違う人全員切ってる」「二宮くんも気をつけたほうがいいよ」と、有田の横暴を訴えてたが、有田はスルー。

■二宮VS有田の対決勃発!?

　そして最終的には伊達も画面から消え、スタジオには有田と二宮の２人きりになり、有田は二宮を「初登場でいきなり番組の文句を言い続けるのはどうかな」「国民的アイドルか知らないけどね。この番組では誰がＮｏ.１か分かってんのか!?」と挑発。

　そんな有田に、二宮は「有田さん。こんなこと言いたくないけど、事務所。事務所！」とぽつり。有田は「知らないよ、そんなことは。関係ないね、ウチの番組は」と、番組の中では自分が一番だと豪語し、ＣＭになった。

　しかし、ＣＭ明けのスタジオには有田の姿はなく、残ったのは満面の笑みの二宮のみ。メインキャスターという肩書きがついた二宮が「どうも、ジャニーズ事務所、嵐の二宮です」とあいさつし、自身が主演する映画『浅田家！』の宣伝を２回も行い、あげくには同局系で放送されている嵐の番組『ＶＳ嵐』も宣伝して満足げな笑みを浮かべた。

■「ドラマや舞台を見た気持ち」

　最後にはゲストのはずの二宮しか残らないという展開に、視聴者からは「二宮くんとクマしかいない状況カオスすぎやろｗ」「ニノの“事務所”に痺れる」「事務所の力を利用してクマに囲まれて思う存分番宣する……怖かわいい」「ホントにこういう二宮くん好きだわ」「有田さんがジャニーズ事務所に消されてて草」「脱力タイムズ天才すぎ」「脱力タイムズの二宮様最高だった」「今回の構成めちゃ良かったなぁ」「パートナーも伊達ちゃんクラスじゃないとできないクオリティ高い回」「有田さんのセンスってすごいよな」「バラエティではなくドラマや舞台を見たような気持ちになった」「間違いなく神回」など、称賛コメントが続出した。

　自らノリノリで事務所イジりネタを披露した二宮、さすが国民的アイドル!?