世界の福本豊〈プロ野球“足攻爆談!”〉「阪神のコロナ騒動は言い訳無用」 (2/2ページ)
遊びに連れて行ってもらった選手は翌日の試合でミスすると、自分のチームのベンチからさんざんヤジられた。「遊んだ次の日こそ活躍しろ」というのが鉄則やったから。そういうことを思い出すと、コロナ禍のシーズンは、選手もストレスがたまるやろうな。
でも、ここは各自が我慢するしかない。シーズンも残り1カ月半。感染者が増えて打ち切り、なんてことにならず、最後までやりきってほしい。プロ野球がなくなると、ますます楽しみがなくなってしまう。
それと阪神。ゲーム差を考えると、もう巨人との差を逆転する可能性は絶望的となった。幸いにも大山や近本は今回のコロナ騒動に巻き込まれていないから、何が何でもタイトルを狙わないといけない。大山も右打ちのチームバッティングなんかファンは望んでいない。期待に応えるのもプロというもの。
大山は構え遅れる傾向があり、速いストレートに差し込まれることが多い。タイミング的には全部左翼席へ放り込むぐらいでいい。それと完璧に捉えた打球が左翼ポール際の惜しいファウルになることが多いのももったいない。それは、左肘がスイングで下を向いたまま我慢できず浮いてしまうから。キング奪取には、外食も肘の向きも我慢が必要やで。
福本豊(ふくもと・ゆたか):1968年に阪急に入団し、通算2543安打、1065盗塁。引退後はオリックスと阪神で打撃コーチ、2軍監督などを歴任。2002年、野球殿堂入り。現在はサンテレビ、ABCラジオ、スポーツ報知で解説。