「コロナで26人が死んだ」アメリカ死刑囚が明かした“獄中クラスター”の実態 (2/2ページ)

Asagei Biz

彼はもともと喘息持ちでしたが、2週間ほどで治ったようです。2種類の吸入器を使っていたので救われたと書いてありました。刑務所ではとにかく検査だけは頻繁に行うようで、アボットと呼ばれる抗体検査を用いれば陽性で5分、陰性なら13分で結果が出ると書かれていました」

 塀の中にウイルスが持ち込まれれば逃げ場はない。受刑者たちが神経質になるのも無理はないが、コロナ感染防止策は万全とは言えないようだ。

「テキサスの刑務所から届いた手紙によれば、食事を盛りつける食器が、最近になって紙のトレイに変わったそうです。使い捨てにすることで感染リスクを抑える狙いだとは思うのですが、職員の衛生意識が著しく欠如しているようで、前述のプリズンギャングのリーダーからの手紙には『ナイジェリア系の看守がゴホゴホと咳をして、鼻クソをほじりながら飯を運んでくる』と記されていました。マスクが提供される刑務所もあるようですが、彼は自作のバンダナマスクで頑張っています。もっとも大きいのは、塀の中ではアルコール消毒液が使えないという点。酒に飢えた輩が多いので、受刑者の使用を禁止にしているのでしょう。とある発酵法によってアルコールが作れることから男性受刑者の施設ではケチャップの使用すら禁止されているほどですから。とはいえ、長期の節制によって、内臓が健康的に保たれているのか、全体的には感染者の死亡率は塀の外よりも低いという印象を受けます」

 粛々と刑の執行を待つ死刑囚も“獄中クラスター”の悪夢にうなされているのだろうか。

(編集部)

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