中居正広（４８）、木村拓哉（４７）、草なぎ剛（４６）、稲垣吾郎（４６）、香取慎吾（４３）の国民的アイドルグループＳＭＡＰ。１６年の解散騒動を経て、草なぎ、稲垣、香取の３人がジャニーズを退所。さらに今年３月末で中居もジャニーズを退所し、気づけば、ジャニーズに残ったのは木村だけになってしまった。

「そもそも、ＳＭＡＰ解散のきっかけの１つは“香取を筆頭として木村と他メンバーに確執があった”ことだとされています。また、木村は００年に工藤静香（５０）と結婚し、子宝にも恵まれていた。今年８月１０日の『週刊女性ＰＲＩＭＥ』によると、工藤は木村を“家族のために退所しないでほしい”と説得したといいます」（女性誌記者）

　当初描いていたプランである、ジャニーズ事務所に不満を抱いたマネジャーによる「５人全員の独立」が、木村が工藤に説得されたことで叶わなかった。１６年９月３日の『週刊現代』（講談社）は、その後の謝罪会見で木村が「ＳＭＡＰが空中分解になりかねない状態だと思いました」という発言について、「木村のせいでマネジャーが会社を辞めさせられた」と感じていた香取をさらに逆撫でした、と報じている。

■中居は『地図』にたびたび触れている

「結果的に、中居も事務所に残りましたが、“木村は裏切り者”という印象を受けるＳＭＡＰファンも多かった。実際、ＳＭＡＰが正式に解散した１６年１２月３１日の夜、元メンバーの森且行（４６）も交えてスタッフ抜きで都内の焼き肉店で打ち上げした際も、木村は不在だったことを１７年１月に『女性セブン』（小学館）が報じています」（前出の女性誌記者）

　解散後、しばらくはテレビではタブー視されていたＳＭＡＰの話題だったが、少しずつ雪解けの気配は見せつつあり、中居と「新しい地図」の面々は、互いにＳＭＡＰの思い出話や、最近の交流の話をする機会も増えつつある。

「もともと中居は１８年４月７日にラジオ『中居正広　ＯＮ＆ＯＮ　ＡＩＲ』（ニッポン放送）で『新しい地図』の曲を流したうえ、“これは売れない”と酷評するように見せかけて、“こう、かすれ声とか、もうちょっと雑な声が入っていないと”と、自分の声が足りないと照れながら暗に発言したり、同年の『火曜サプライズ』（日本テレビ系）で共演者に『（インタビューした一般人の名字が）“稲垣”っていった時、ピクッとすんなよ！』と話したり、話題に出していました。今年、正式にジャニーズを退所したことで、より言及しやすくなった印象を受けます」（前同）

■草なぎと中居が、それぞれ番組でお互いに言及

　最近では、今年９月に公開された草なぎが主演する映画『ミッドナイトスワン』について、それぞれが別番組で互いを語っていた。

　草なぎは１０月２日に『ぴったんこカンカン』（ＴＢＳ系）で、中居は１０月１０日の『中居正広のニュースな会』（テレビ朝日系）で、それぞれについてコメントしているのだ。

「『ぴったんこカンカン』で草なぎは、ジャニーズ入所当時を振り返り、中居を当時“変なズボンをはいた自分よりちょっと年上のお兄さん”と思っていたことを明かしたり、今年中居が退所する際にメールが一行だけだったことについて“それはそれで普通なのに、会見のときに言わないでくれって”“そこ（会見）で言うなら、もうちょっといいこと送ったのに”とボヤき、仲の良さを感じさせました」（専門誌記者）

　一方の中居は『ニュースな会』で『ミッドナイトスワン』を取り上げた際に、「草なぎ剛？......ああ...！知ってる知ってる。知ってる人だ」とトボけた様子が視聴者から好評で、共演していた古市憲寿（３５）も放送後ツイッターに、

《中居さんは映画のことを絶対に知ってるのに、わざと白々しく何も気づいてないように振る舞っていた気がしました笑。》とコメントしていた。

■地図や中居は木村の話題を出すも…

　稲垣も、『新しい地図』が日本財団と一緒に設立したコロナ対策基金の寄付者に中居がいたことについて１０月１０日の『ｔｅｌｌｉｎｇ，』のインタビューで、

「本当に感謝しかない」「僕らが募金をしているからってわけじゃなくて、『寄付したい』っていう本人の気持ちがあって、僕らのファンドを選んでくれたんだと思います。『困ってる人の役に立ちたい』っていう中居さんの思いでやったこと」

　と、中居について言及していた。

「香取についても、５月１２日発売の『女性自身』（光文社）で“中居はＳＮＳの活用方法を香取に聞いている”と報じられていました。中居だけでなく木村についても『地図』の３人はたびたび触れているんですが、木村はＳＭＡＰのメンバーについては本当に語らないんですよね……」（前出の専門誌記者）

　１９年５月２５日のイベント『ドラクエの日 プロデューサー“ギガ”ミーティング』で、偶然にも一般参加者から選ばれたプレイヤーの名前が“たくや”だったことに香取が言及し、場を盛り上げたこともある。さらにダイレクトに踏み込んだ例だと、今年９月２５日に『週刊文春』（文藝春秋）で草なぎがＳＭＡＰについて触れていた。

■『地図』の３周年は祝福したと思いたい

　インタビューで草なぎは、

「グループの中、メンバーの中での問題というのは、うん、なかったと思います。最後の最後まで」「リスペクトはいまも持ち続けてます。わだかまりなんて一切ない。それぞれが、それぞれの生きる道を選んだというだけです」

　と、名前は出さなかったが、「ＳＭＡＰは仲違いで解散したわけではない」という事実と、木村についてハッキリと言及したのである。

「それだけに、木村がメンバーについて言及しない現状にヤキモキするファンは多い。匂わせのような行為はたびたびあって、今年９月２２日に『新しい地図』が３周年を迎えた際は、木村がインスタに青空の写真、中居が１９日に『ＯＮ＆ＯＮ　ＡＩＲ』でＴＨＥ　ＢＬＵＥ　ＨＥＡＲＴＳの『青空』を流したことで、ファンから“２人で祝福してるのでは”と話題になったこともあります」（前出の女性誌記者）

　一部では「ジャニーズにいる間はうかつにＳＭＡＰメンバーのトークができないのではないか」と推測するファンもいるが、真相は定かではない。中居の退所会見の際、木村だけメールを返していないことが報じられたこともあるが、その後事務所を通じてしっかりと激励の言葉は送っている。

　木村のみが孤立したような状況が続くことから、たびたび話題になるＳＭＡＰ。いつの日か、５人が揃う日は来るのかーー。